カテゴリ:資産運用雑感
自分は信用取引・証拠金取引は絶対しませんが、逆にしないと言うことはその特性を実際利用している方々と同等に詳しくないといけないと思いますので自分なりにまとめてみます。
日経225、は難しいので省略します。FXが証拠金取引で一番活況してますが、FXの場合はレバレッジ(てこ)が存在します。 大体レバレッジは30倍から40倍でトレードしてる人が多そうですが中にはハイレバレッジを掛けてる人も多いのも特徴だと思います。 ロング取引の例 例 1ドル(米)=100円 レバレッジ=40倍 申込証拠金=100万円 取引=10,000ドル×40=400,000ドル 日本円=40,000,000円で取引が可能となる 1pip=0.01円単位 1.1ドル=90円に為替が円高変動場合した場合(1,000pipのマイナス) 10,000×90/100×40=360,000$になり400,000$-360,000$=40,000$が損失となる 40,000$×100円=4,000,000 日本円で両替すると400万円の損失となる つまり為替が円高になってしまったら400万円を払わないといけないこととなる 2.1ドル=110円に為替が円安変動場合した場合(1,000pipのプラス) 10,000×110/100×40=440,000$になり440,000$-400,000$=40,000$が利益となる 40,000$×100円=4,000,000 日本円で両替すると400万円の利益となる つまり為替が円安になると400万円が利益となる ショートは逆なので1の方が利益を生み2が損失となる。 FXの場合はロングが買方・ショートが売り方と見て良いと思います。レバレッジが前提になり損失と利益が高いため、FXトレーダーの方々はLC(ロスカット)地点を設定しながら小刻みにトレードしているのが特徴である。ハイレバレッジを掛けてる人達は1pip=0.01円つまり1銭=1セント単位で動く形となる。50pipの乖離をLC地点で設定している人達が多い感じはします。LCを決めないと上記の現象が起こって損失を被った場合は【破産】しかねないという恐ろしい取引です。ドルは動きが堅いためリスクは多少低いと思いますが、乱高下が激しいポンド取引をした場合は恐怖を超越して一睡も出来ない状態であるのは目に見えて理解できます、ポンドは【ポン様】と呼ばれています。 FXよりも怖い取引がこの世には存在します。それが 何故そう思うのか?FXはLCの幅を狭めれば損切りだけで済み損失もあらかじめ計算して動ける取引であり且つ【元々ハイリスクハイリターン】商品として認識されてるため【自己防衛能力】が取引前から発生してることです。つまり【命がけで取引してる人】が多いのが特徴である。反面株式取引はFXに比較して動きが遅く、取引時間が短いため危機的状況になるタイミングが遅いのが特徴である。 信用取引は委託保証金率が各社により異なるが概ね30%位であり、割り込んだ株価になった場合は、委託保証率を維持するための追加の担保(現金・または有価証券)が必要となる。それを追証といい追証を実行することにより取引が維持され、追証が出来ない場合は強制的に損切りされる商取引である。信用取引は損失部分が重要のため損失しか銘記しません 信用買い取引の例 例 A銘柄の株価(1株)=100,000円 委託保証金率=30% 委託保証金=30万円 信用枠=100万円 証券会社融資金=70万円 委託保証率上限の10株で取引 1.1株=80,000円に株価が暴落した場合 株価は800,000円の価値となる。取引を続けるには、融資金が既に割れているので 委託保証金を維持するため(300,000)に株価が2割割れているため 800,000×30/100=240,000円になり300,000-240,000=60,000円となり60,000円の追証 金を支払わない場合は、強制的に決済されて 1,000,000-800,000=200,000円となり、融資の元本充当金として委託保証金から20 万円を証券会社に弁済して300,000-200,000=100,000円となり20万円は損失として 10万円は手元に残る計算となる。 2.1のケースで追証を実行したが1株=70,000円に株価が暴落した場合 株価は700,000円の価値となる。取引を続けるには、融資金が既に割れているので 委託保証金を維持するため(300,000)に株価が3割割れているため 700,000×30/100=210,000円になり300,000-210,000=90,000円となり90,000円の追証 金を支払わない場合は、強制的に決済されて 1,000,000-700,000=300,000円となり、融資の元本充当金として委託保証金から30万 円を証券会社に弁済し追証の6万円も追加差入れしたため委託保証金300,000円+追証 金60,000=360,000となり、36万円を損したこととなる。 現在のように暴落相場が続き売り株が大量に発生する場合【株式による信用取引】は一番危険な取引に思えます。逆に売り方に転身したとしても逆日歩が発生し負担が多くなるのも現実です。信用取引は株価が下がれば(売り方は騰がれば)追証が発生した場合は追加差し入れを実行しなければ取引が継続できない・制度信用は期限があり一般信用も期限がある、期限を設定してない証券会社も存在するが株価が低迷していれば委託保証金以外の金銭は証券会社からの借入金のため当然に利息も支払わなければならない且つ株価の暴落が続けば追証金も払わないと継続出来ないという【ハイリスク・ローリターン】の世界です。信用取引は熟知し、相場が完全な反転相場から取引をしないと【最も危険な取引】だと思います。自分は信用取引も証拠金取引も嫌います、理由は【期限の利益を一切許さず逆転を許さない】性質をもってるからです。 株価が安いと思い、信用買いで倒産前の銘柄を掴み倒産発表があった場合は、翌日はS安貼り付きで翌々日は値幅が解除されるため一瞬のうちに資産は無くなってしまいます。 ※現物なら期限も無ければ、追証金も無いから安全であり、効率の良い損切りをして他の銘柄で利益をカバーすることも可能と思います。 厳しいようですが【現物で利益を上げられない場合は信用取引で利益を上げるのは非常に困難だとも言えます】信用取引は、損切り取引と自分は思います。損切りは有る地点では有効に効果を上げますが、最終的には損失であります。危険な取引を知ることが一番大切なことであると思います。信用取引が活況になれば証券会社は大儲けできますからね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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