カテゴリ:投資信託
インフレ時代が足音をたてて到来する予感はする。 金男は年初に「2010年のゴールドマンサックスレポート」で原油は第一四半期65$を超えると予測、その時の原油価格は1バレル=40$であったが今日時点でWTI原油先物1バレル=61$付近である。 JPMは5月初旬の「マーケット動向」で「世界金融市場は金が支配する、2010年は金が本格的に1000$を超え1500$の未知の領域に踏み込む」と発表している ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー(SPDRゴールド・シェア)は2月に民間企業では「世界最大で世界第7位の金保有量を発表」し金融市場を支配した投資銀行に替りその存在をアピールした 自分の中でこの3社だけが信用性の高い「機関投資家」と見ています、特に3社が共通して発言しているのが「世界はインフレで牽引する」と見ている事です、現実、日本でもその流れは来ていると思われる、転換は3月12日である、その日はG20の趣旨が発表されアメリカはTARPの詳細を公表した日である。 インフレ経済に突入した場合大変なのが「賃金が低く・物価が高い・失業率の上昇・と言う現象が初動で出現する(参考例 1986年の円高不況)」日本は実体として6月~9月頃にその時期を迎えると思う、同一賃金化傾向・ボーナスの廃止・減少傾向と賃金安の方向が鮮明に打ち出されたつつある中で株・原油・金・穀物等の金融市場が高く出る現象が発生した場合「賃金安に加速して、生活費であるガソリン代・食費・光熱費が上昇し生活が圧迫される要素」が出てくるからだと思う。 今年の12月のクリスマスシーズンに金等のジュエリーが高ければ「インフレ」は確実である、逆に去年のクリスマスに金をプレゼントした人はいまは感謝されている局面である。(07年の12月は金先物が800$を切り極端な円高(87円)のため金製品は異様に安かった) 残念ながら日本の経済学者で「インフレ論者」は殆どがマスコミに登場していない「デフレ論者」がでかい顔をしているからである、デフレ論者の予測は「去年の年末に08年の3月にドル=円=70円・08年の3月に5月危機が到来し日経平均6,000円・原油安・金安が到来して物価は安くなる」と公共の電波・経済誌等で予測したが現実は全て逆の結果が現在の金融市場に反映されている(爆笑) 理由は簡単で彼らが第一線で経済界に身を置いていたと思われる(多分そうと言いたい)1980年~1990年初頭は「ユーロという経済圏が存在せずユーロ紙幣がこの世に存在しなかった、当時は発展途上国であったBRICs・冷戦の敵対関係だったロシア・東欧の経済圏の動向は頭の中に無く対米関係だけの時代だったと思われる」つまり対米関係だけで経済を考えれば良い時代で未だに昔の感覚で21世紀の経済を語っていると思われる しかし外国の経済学者や世界的経済機関(OECD・世界銀行・IMF等)・主要投資銀行(GS・JPM・SPDR等)・日本のメガバンク・日銀・霞ヶ関(政府・経済官僚)は「インフレ誘導で世界的な金融危機を救済する方針を年末から出していた」報告をしている、結果は「株高・金高・原油高・最悪の失業率とインフレ・ヘッジ」の様相を呈し現在の状況となっている。 金先物が1トロイオンス=940$・WTI原油先物が1バレル=61$のラインまで来ている、穀物の上昇も急カーブで上昇しており、OECDは日本の減反政策に異議をとなえる動きを呈している、これは「ピカソ級の出来事である、日本の農業の縮小を掛けてきた世界機関が農業の促進化を求めている」という凄い出来事である、その背景には「先物市場で穀物の急激な上昇」が始まっているからだと言える。 ※今年の年初から「インフレ」で動いている、インフレであれば景気が悪くても物・株が上昇する、最終的に賃金・金利・雇用が上昇する、いまは初動である。 個人的にインフレの流れで読んでいて上手くいっているので自分はこの考えは変えるつもりもいまはありません、日銀が金利上昇に動いた時(予測は2010年半期)に今の結果が数字となり訪れると思われる、今気になるのはUSD=JPYの円高傾向とハイテク企業の飽和現象です、油断せずに頑張りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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