カテゴリ:資産運用雑感
「住友金属鉱山は金先物が1100$を割り込み、その影響で大暴落するという大方の意見を覆し上昇という、自分の中での予測通りの結果で業績の思わしくない半導体事業への期待感と言う事で金鉱山だけでなく半導体材料銘柄へも期待が発生したという転換を果たしましたね(少数派の意見で大喜びで今日のカプコンホルダーの面々と同じ気分です)」という感じですが
「非鉄セクターの攻略は超難関であり、2年半の投資歴と短い中で超えなければならないセクターで油断・慢心は退場を招く恐怖がある」と言える。 非鉄セクター=鉱山企業形態かリサイクル企業形態という大まかに言うと2大分野で形成されている「商品先物・為替・世界市場」の動きが金・銅・銀・亜鉛・ニッケル・パラジウム・プラチナ・リチウム等のレアメタルに詰まっているという恐ろしい世界です。 逆に意外だったのが石油元売り勢力が「軟調」という結果でした(上流と下流に分割され上流の国際帝石・石油資源開発は上昇していたのでWTIに敏感なのは上流というのが理解できました。下流の元売り勢力は円高のレートとテクニカルで株価が軟調になったと思われます) 「今日の非鉄の動きを見て住友鉱に近い企業の松田産業(松田産業は都市鉱山のリサイクルを実施し金属加工製品を販売する企業)がいきなりレーティング2段階の引き上げで急騰した、大和証券側は半導体の後工程処理(非鉄リサイクル)需要を見込んで弾いた可能性が高い」と思われる。 自分は昨日のBlogで「住友鉱の動きが金先物から半導体需要への転換を火曜日に見せた気配がある」と書込みましたが「今日の株価の上昇は正に金先物よりも半導体需要の高い面が作用した可能性を示唆した」と思う(上海・台湾・ハンセンの上昇の影響が強い) 但し、昨日のNYは「銅先物・ニッケル先物・亜鉛先物」が急騰した「住友鉱の怖いところは金先物で株価が報じられているが自分は異なる性質があると見ている少数派です、寧ろ東アジア市場と米国の資源メジャーの動きで影響される可能性が高い」と見ています。 この銘柄は「商社セクターに入る8月辺りから欲しかったが攻略の難易度はズバ抜けて高すぎ自分の技量では無理と悟っていた銘柄である」 しかし投資利益がお陰様で上昇するに従い「Blog閲覧者トレーダーの属性の変化が大きく、日経・商品先物を中心に頑張っている人の閲覧者アクセスが大きくなったのでその方々のBlogを拝見しながら攻略方法を見いだせたのが自信に繋がったと言える」 先物トレーダーで強い方の特徴は「株式見解は商品市場に支配された株式市場」という見方で取り組んでいるトレーダーが多い「先物の特徴で彼らの共通事項は鉱物・化石燃料・為替・世界指数」を一纏めに循環で見ている点が「株価のみしか見ていない株式トレーダーと異なる」という点です。 僕に足りなかったのは「化石燃料・鉱物・株式市場」という点で見ていたが「為替との相関関係を深くは考えてなかった」という点です、しかし為替が入ると「先物・株式・為替は数珠つなぎの展開をしている」という点が理解でき「商社・石油元売り」を攻略できるようになったのが大きいです。 更に発展系で「極端な円高が訪れれば、内需のみの新興にピンポイントに入り、先物トレーダーの感覚で枚数抜きで資金を稼ぐ攻略方法も会得できたのも大きいです」 この様な素晴らしい技術を潜在的に教授して下さった「先物トレーダーの皆様には感謝しかありません」この方法を会得しなければ「任天堂・中外製薬で足かせ現象が発生し現在の投資利益と比較してマイナス80万円近く低くなり12月の相場に乗れなかった可能性がある」と言えます。 自分なりの見解で非鉄セクターをまとめてみます(主に鉱山系で商社とリンクする面が高いですが) 非鉄セクター(鉱山系)の特徴 1.鉱山企業は世界的に展開している企業が多く特に鉱山所有権の割合が1社ではなく数社で構成されている点であること 2.金先物等が目立つため金先物に連動性があるような報道が多くなされるが実体は銅・鉛・パラジウム・ニッケル・プラチナ・レアメタルの連動性が高い、特に銅との連動性は異様に高い点である 3.海外の資源メジャーの影響力が強くNY市場ではNEM(ニューモントマイニング)FCX(フリーポートマクマラン・ゴールド&カッパー)の影響がやたら強くGLD(SPDRGold ETF)・GSG(GSCI商品先物ETF)の影響も強い 住友商事・三井物産は殆どの米国大陸での鉱山所有権はFCXが関与しているケースが高い特に銅山は100%近く関与していると言う事である。(銅山所有比率は2割が住商か物産で2割が住友鉱・6割がFCXというパターンである) 4.半導体の材料・自動車触媒・電極(電気自動車・半導体)に展開している企業が多く、ボンディングワイヤ・リードフレーム・半導体メッキ・液晶パネル・タッチパネル基盤等の製造工場を擁し連結子会社として台湾・中国で展開している企業が多い 5.火山帯の東アジアの国を攻略している商社・鉱山企業が多くニッケル等のメジャーの地位を伺う動きである(フィリピン・ニューカレドニア・インドネシア等) 6.金先物価格と為替(ユーロ・ドル)の影響が強いが金先物価格の投資信託のSPDRGoldシェア-とは価格形成が異なり同一視した場合確実に大変な目に遭遇する可能性が高い銘柄が多い 7.金価格・銅価格・亜鉛価格・ニッケル価格・ドルと複雑な想定為替と前提諸元を組んでいるため「輸出セクターのように円安になれば株価が上昇する確定性も低く、逆に円高に振れても株価が下落するという確定性も低い」ため非常に難しい面が有る 8.化石燃料セクターは中国の影響は殆ど受けないが地政学リスクが直接的に反映されるが、商社・非鉄セクターは中国の影響が濃厚であり、地政学リスクは一旦為替の動きで反映され終息しつつあるときに原油価格に反映され、最後に鉱物先物価格に反映されるという循環パターンの形成が多い(つまりタイムラグが発生するがボディブローのように効いてくるので厄介である) 上記ポイントを押さえると「住商が株価が堅い」という理由も案外理解できてしまう。「営業と資金調達は住商(住友 政友)で現業攻略は住友鉱(蘇我 理右衛門)という双子商法が400年以上継続している」という感じです。 とにかく「骨が折れて大変なセクターを攻略」という感じになってしまったが「自分の様に組合わせ投資が好きな人に慣れてくれば最適になる」と思います「2010年は非鉄の研究」で終わる可能性が高いと思われます。 今日は住商の利益の残り分をSPDRGoldのETF【1326】を仕込みました「今日の最安値で指していたら入ったので嬉しい」という感じです USD/JPY91円・NY金1100$・WTI77$の攻防戦が「クリスマスイブ」に始まる可能性が高いと思われます「金先物にサンタクロースが止まれば嬉しい」と思い今日は金先物を応援するつもりです。 ※日経平均株価の「大納会付近が年初来最高値という予測は12月初旬からGoogle Blogに書込んでいますが当たれば嬉しいです、そうすると現在の株式市場は商品市場と株式市場と為替市場が一体で二次関数と微分係数でアルゴリズムが計算されている可能性が高い」というのが理解できるので自分なりのツールとしてGoogle チャート APIは活用出来ると言う事です。(参考ツールは目安としてですけどね、最後は度胸の世界ですがね) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[資産運用雑感] カテゴリの最新記事
|