カテゴリ:世界的金融危機
ユーロドル・スイスフランが強いと円高傾向ですね?その代わりに金先物と原油先物が急騰するという「王道」パターンがある、スイスが異様に強いときは「なんらかの強いリスクがある」という見方も有ります。
夜にならないと本当の動きは見えませんが「為替は92円前半で91円代に向かう動きですが金・原油は上昇で特に金先物は前日比プラス15$以上の上昇」を呈している 地政学リスクは「インドとパキスタンが緊張状態で中国が引き続きインド洋での給油活動へ名乗りを上げる気配があり、この地域は中央アジアという世界で一番危険地域という共通点がありキーマンはパキスタンとアフガニスタン」である 中国がインド洋の給油活動へ名乗りをあげたのは、中国が中央アジアの良き相談者になるという国家的な表明の手段に思えます。 中国では天然ガスの需要が激しくタクシーが給油所で長蛇の列で補給渋滞が発生するほど深刻であり「天然ガスは中央アジアのカザフスタン・トルクメニスタン」が世界でも有数な天然ガス産出国である(トルクは世界4位・独裁国家で中央アジアの北朝鮮と言われているが国民は天然ガス・綿花貿易の恩恵を受けており独裁国家=貧乏という定説を外れ、中央アジアでも治安がずば抜けて良く国民も裕福であることで有名である。 米・EUから批判されているのは永世中立国化をして資源を国の権益にした点で批判を受けていると思われる、中国とはパイプラインの技術協力をして非常に仲が良い、またイランとも対岸のカスピ海を通じて天然ガスを供給しているため仲が良い・ロシアは元宗主国との関係で一時期ロシアが天然ガスの使用料金を払わずにガス供給を止めた経緯があるが、現在はガスブロム社との兼合いで関係でも良好である) 「中央アジアには日本に接する態度とは180度違う中国の思いやり外交は有名である」その理由は中国にとって都合が良く中央アジアにとっても中国は米国・EUと違い「資源権益を米・EU諸国の様に根刮ぎ略奪するのでなく、技術協力をしながら分配して高い値段で購入してくれる良好な国」という印象が強いからだと思われる。 中国もロシアに中央アジア権益を捕られるよりは「隣国でお互いに利益を享受」したいという思惑があると思う、中央アジア諸国は「隣国パキスタンの問題は深刻で警戒している国は多い、過去にソ連(現在はロシア)がアフガニスタンを放置して中央アジアの治安を著しく低下させた時に塗炭の苦しみを味わったのがカザフ・トルク・ウズベクである(この3国は共に資源鉱物で世界的にも注目されている国である)」だから中央アジアの問題が出てくるときに「中国は率先垂範して協力する態度を示し中央アジアの資源国の信頼を獲得しようと躍起である」と思われる。 企業的なリスクは「日本はJALの法的整理問題」である、スイスフランが動きが活発になると「極端なリスク」が出現すると見ている。 ※スイス・ユーロドルは重要ですね?日経も来週は下落相場と見てます、この2つのレートが強いと日経は弱い傾向が強いですからね、中国は「恩を売る外交は上手すぎる」という感じですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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