カテゴリ:世界的金融危機
住友鉱山何よ(爆笑)自分の中では先週の決算でも上昇はないと踏んでましたが「それにしても酷すぎるわ(笑い)」営業利益の予想は当初利益と比較して400%以上の予想だけど株価はいつも通りです。金曜の決算を見たときに最後のページでの「資源鉱物の前提諸元」が気になった、それで四半期最後の前提諸元であれば「市場は織込む」という見方はありました。
前四半期は想定為替を95$で金先物930/oZで建てていたため、第3四半期に該当する9月から12月は金先物価格が1000$を突破し1200$まで上昇し1130$で2009年を終えている つまりこの金先物価格では当然に財務が良くなるのは当たり前である、今回の四半期は想定為替87$で1100$/oZである、そうすると「中国が今年に入り資源鉱物の引締めを表明している事で鉱物・資源価格は下落傾向が強い」という事は自分でも不安感はあった「月曜はもしかしたら騰がらないのでは?」という不安である。 その不安が的中したと言える「残りの四半期の前提諸元を鉱物中心に据えているため機関投資家はネガティブ」で動いたと言える、頑張った良い決算なのに今日の株価は悲惨すぎます。 結局は「下方修正を事前に発表し潜在性の高い銘柄の方が良い」という見方が言える、2010年はもしかしたらそんな年しれませんね、その典型的な例で頑張っているセクターが特許問題が切れて大変と思われる製薬セクターは元気である。(中外製薬除く) ハイテク材料セクターも意外に元気な傾向はある、しかし2010年の本命と言われている「中国市場銘柄・商社・資源エネルギー」は全然良くない傾向が漂い始めている 住友鉱山は踏みとどまったが僅かに前日比+3円である、純利益も営業利益も予想を遙かに上回るのにである。(つまり完全に鉱物価格が天井形成が訪れ下落に向かう傾向を読んでいる可能性すら有る気配はします) 2007年から2008年の任天堂の決算に似てますね、良い決算を出しても市場は「もっと良い材料がないの?アップルは既にあなた方よりも優秀なポータブル機を発売してますよ」と言わんばかりの状況だったのを覚えている つまり今回の住友鉱山に対する機関投資家の見方は「第3四半期は金・銅・ニッケル価格が2008年よりは高騰し安定したが逆に言えば中国が引締めを始めている以上、本当にこの予想を達成出来るんですか?電子材料部門は確かに復調の兆しはあるがその事業が営業利益の予想を達成出来るほど今は強くないでしょ?」という感じに見える 前提諸元を為替ならまだ良いけど鉱物価格というのは「安定性に欠ける」可能性が高いと思われる「もし3月までに金先物が1000$を下回ったならば決算の下方修正は確実」と言う事も言える 投資は「期待先行で動くのだが、今回の住友鉱山の動きは実需で見られた可能性が高い」もし鉱物価格が成長期であれば株価は+100円から200円で動いてたと思う しかし市場は資源鉱物バブルを懸念している傾向が強いため「鉱山を所有し精錬事業で展開している企業は厳しい」という見方をしている可能性は有る、極端に決算が良すぎても「逆に市場に怪しまれる」と言う事は今日始めて学びましたね、日本写真印刷の相方として商社・住友鉱山を移動先に考えているので今日は個人的には◎ですが、コマツも中国の引締めの影響で大暴落中ですね。 ※実は言うと「住友鉱山」は決算の10日前に既に利益確定していたと言う(笑い)現実はあります。理由は「日本写真印刷が大幅の下落を呈する兆候があった」からです。逆に日本写真印刷は「ipad」の出現で期待感が強まりつつあると言える。弱気の相場は自分は得意かもしれませんね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.01 21:17:29
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