カテゴリ:資産運用と税金
「壮絶な下方修正を発表し大幅な下落を呈しているに日本写真印刷【7915】が本日第3四半期決算を発表した」結論から言うと個人的には「もっと仕込みたい」という結論である。
この決算は解釈が難しいと言えます、自分の中では主力の「産業資材事業」は自動車の販売台数や家電の売り上げに左右されるため減益は想定の範囲内と言える「日本写真印刷の主力」はプラスティック・金属等の紙以外の材料に印刷を施す技術で君臨してきた企業である、自動車のインパネ・携帯電話の表面印刷・家電の表面印刷・化粧品やその他生活関連の印刷である「紙に印刷しない印刷会社」として有名な会社である。 「消費の落込みが激しければその分野は落ちて当然と思える」一番危惧していたのが「タッチパネル事業の電子部門」である「日本写真印刷=タッチパネル」で市場は見ているがこの分野は逆に売上が増加しているのが特筆である。(企業としては今までは産業資材部門に頼っていた副業事業が今年度に主力事業に転換し企業という面で見ると適時な転換が成功していると言えるのではないだろうか?) 前年比+47%の利益を叩き出していて、メインの産業資材部門の売上げに迫る勢いである「前年は産業資材部門と電子部門の売上は2倍ほどの違いがあったが今期はその売上げ幅が同等になった」という事である。 情報コミュニケーション事業は「出版や新製品の発売が減少している世相では利益は減益になるのは織込んでる」と見て良い 結局、前年比と比較して減益となっているが「これは仕方がない」としか言えないが「電子部門が強く来年度には産業資材部門を追い抜き主力事業へ転換する」という目で見ると「価格競争はあるが技術的な付加価値をつけてリードする可能性は見えてくる、タッチパネルの裾野はまだ広く深い」と自分は思う。 今日は「タッチパネルの新技術であるZ軸判別が可能なフォースセンサ型のタッチパネルの開発に成功した」報道をしているが、これは導入されれば凄いと思う(技術的なのはもう一つのBlogに詳しく掲載しようと思います) アナリストがタッチパネル事業を中心に見ていれば「タイミングを見て評価を上げると思う、産業資材についても消費が好転すれば問題は無い」と見てもよいと感じる 逆に今回の決算で電子部品の売り上げが「前年同比或いはマイナス利益」であったなら方針を転換する必要はありましたが「今の所はそれが無いため2010年はこの銘柄を中心」に展開したいと思います。 ※株価が下がるなら仕込み・騰がるなら買戻しでよいと思う、自分の中では2010年に対する意気込みが感じられた決算と思えます。(市場が悪いから当分は苦しい展開が継続すると思われるが最近は下方修正企業の方が株価が上昇してるので何とも言えない、出光が良い例です、営業利益予想440%と素晴らしい決算を発表した住友鉱は恐ろしく株価を下げている) 下方後の進捗率は売上が77.7%営業利益が91.6%経常利益は89.9%純利益が90.1%で配当は減配無しの予定のため「財務を重視した内容と思える」一株利益の落込みは発行済株式に左右されるため自分はあまり気にしてない、今年は商社も家電メーカーも減収減益なので前年度より低く出るのが普通と思う。(参考例 三井物産は前年度の1/3である) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[資産運用と税金] カテゴリの最新記事
|