カテゴリ:資産運用雑感
メリルは仕掛け屋で良いと思う「タッチパネルセクター」について投資判断を下げてから反転している、その理由は実は言うとその日にハイテク専門誌・雑誌は2011年~2013年の注目素材技術として「透明導電膜・蒸着技術」を特集している(但しネットではキメラ研究所のみが数日前に簡略に発表している)
日本写真印刷も役者である「決算発表時に自らタッチパネルの単価が苦しいと報じた、その直後にITOフィルムに変わる透明導電膜の開発に成功した事を発表した」こういうのは本当に技術を知らないと一般投資家は理解できないと思われる(日本写真印刷が言いたいのは「台湾よりも単価を安くして家電事業にも殴り込みますよろしくね(笑い)という事である)」 反面「情報を駆使する機関は知っている」と言う事になる今後の株価次第ですが「狼狽を誘って個人を殲滅したのは機関」と言う事になると思う この両分野の応用が「タッチパネル」である、今までは携帯電話とPCで多く利用されたが今後は一般家電のディスプレイへ応用された場合の潜在性は2009年規模の2倍の市場潜在性を持つと報じられた 透明導電膜の原料のインジウム(酸化インジウム+酸化錫・2011年枯渇説有り、リチウムよりも希少性が高い)は加工費が掛かり稀少鉱物で高額のため(これをITOフィルムと言う、現在はタッチパネルの上流材料と呼ばれる)問題があるが代替鉱物として酸化亜鉛・銀を応用した技術が注目されている、特に酸化亜鉛・銀の利用による蒸着が一般化すれば「単価は低くなるが応用技術が進み裾野は広くなる(具体的に製造工法と座標軸の感知技術)」と報じていた メリルは「反対の評価をしボロもうけを企み売り込みに走っていた可能性が高い」彼らアナリストは情報を駆使することが仕事であり、本日の野村は正にその辺りを評価し強気で継続した(タッチパネルはコモディであると言う事が認知されたと言って良い、つまり不安定と言う事ですが野村は珍しく正しい意見を公表していたと言う事になる。) 2011年3月以降の技術は「携帯電話・PCのみの表示技術から家電への表示技術へ移行することを示唆している」と言える。 透明導電膜技術で必要な鉱物は酸化亜鉛・銀となる、特に銀は写真の現像での銀塩が殆ど使われないため「銀塩利用に変わる技術として透明電極の鉱物」として注目は高い 因みに日本写真印刷は「銀ナノワイヤ透明導電膜」で攻略する可能性が高い、開発に既に成功し一般化すれば「台湾製のタッチパネルよりも安く優れた製品を世に出すことが可能である」高額なITOフィルムを使わずに済むからである ※投資入門は「少ない資金で新興から」が良いかもしれませんね「思惑というのを始めに学ぶため」です、もしそれが理解できなければとっくに損切りと言う結果になったと思われる、勉強すると最後は「資源鉱物に突き当たる」というのを最近感じた次第であります。「資源鉱物」からは自分は逃げられない運命にあるのも不思議ですね、去年は金・原油で今年は亜鉛と銀となります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[資産運用雑感] カテゴリの最新記事
|