カテゴリ:世界的金融危機
恐怖的な出来事が出現している、新興のある銘柄が債務超過に陥り「2010年1月1日~12月31日までに債務超過を解消するか4月以降の月間平均株価が10,000円を下回った場合は上場廃止が決定」という危機に直面している。
そのある銘柄は自分が少額トレーダーの時に大変お世話になり「この銘柄が無ければ自分が投資を本格的に学ぶという必要性が発生せず現在の知識は培うことが出来なかった」と言える程の銘柄である。 自分は現物でしか投資しないが「現物で資金を多く取るには、信用取引・FX・CDF・先物といった金融商品を学ばなければ難しい、何故なら市場はレバレッジで動いている」からだと思います、自分の知識はどの程度かわかりません 「少なくともレバレッジ商品取引を実際している人と同等程度の知識はある」と言えます。 その知識を必要的に付けさせた銘柄が「ある銘柄」と言えます、特にヘッジファンドの動きを察知するのに非常に役立ちました。 ある銘柄は2008年2月18日に「行使価額修正条項付新株予約権の発行(第三者割当て)」をBNPパリバと締結した行使期間は契約時から9ヶ月経過後より実施できる契約を締結している、社債転換価格は250億円相当で初期行使金額は17万円である(2008年当時の株価)2008年12月12日に行使を開始。その銘柄は僅か10ヶ月で17万円付近から6,500円付近まで暴落し、6,196円を行使修正額としてスタートした。 これは凄い話である、現在その銘柄は株価が2000円近辺である、昨日IRを見ていたがBNPパリバはこの会社の転換社債条件のワラントを行使した(社債を株式に転換して現金化した)のは2009年7月1日の1回だけである、しかも行使した金額は30億相当の期限前一部返済をして債務期限を延長したに過ぎず、2010年4月4日現在残り9割分相当のMSワラント債を保有している状態である。 これを「空売りで見たら驚愕する」空売りは「株式を借り株式を返した時に、借りた時の株価と返した時の株価の差額で利益を得る仕組みである」通常の売買と逆の方法のため「反対売買」と呼ばれるが株式では「売方(ショート)」と呼ばれる取引である。 現在の株価が2000円なら単純に17万円÷2000円=85 85倍のレバレッジとなる。 簡単に言うとある銘柄を空売るため1株借りたその時の株価は17万円で、現在の株価2000円で返して1株を決済した 170,000円-2000円=168,000円となり168,000円の利益が生まれることになる。(機関投資家は個人投資家と異なるため、株式の信用取引のような半年決済・日経225先物の3ヶ月の決済期限のルール・FX・CDFのロスカットルールは設定する必要は無い) BNPパリバは「URBAN」をこの方法で潰し莫大な利益を得た会社として有名である「ルール無用の悪党」として現在は有名だが「ある銘柄が上昇廃止になり株価が1円となったとする」その場合「URBANの出来事は子供の出来事」と言えるくらいの事となると思われる もしBNPパリバが「ある銘柄が将来的に財務的な面で上場廃止になることを知っていて金を貸したなら紛れもなくインサイダーに近い事である」しかもBNPパリバは無傷の可能性が高い 無傷の理由 「ある銘柄の株価が1円」になれば17万倍のレバレッジである。 170,000÷1円=170,000 170,000倍 この場合、170,000円で株を借り1円の時に株を返した場合は 170,000-1円=169,999円 となり169,999円の利益となる 残債220億円を回収するには社債を株に転換できる行使修正金額を99銭以上とすれば良いわけで1円での転換社債が可能となり1円の株式として売りの決済が可能となる(MSCB・MSワラントは転換価格の下限を条件で設定できる契約のため可能となる) 逆算すると 220億÷17万円=130万円 空売りの場合約130万円払えば220億円の利益が発生する事となる。 しかも今回は社債でなくワラント債なので「17万円時に社債を株に転換できる行使権利を未だに持っている」という事となる ※自分の解釈が正しいかどうかは不問だが「機関は空売りを無制限に出来る、MSCB・MSワラントは有る金額に達すれば社債を株式に交換できる」その面を利用すれば上記の事は理論的に可能である。 逆に個人投資家はこの面を学ばないと行けないと痛感してます、こういう銘柄を持つと悲劇は個人投資家・一般債権者(銀行等)が一番被害を被るからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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