カテゴリ:資産運用雑感
週末は商社セクターは前場は低かったが後場は殆ど変わらない状況で推移した「レアアース」については2010年に入り価格が急騰し2009年段階で商社を経由して各社が調達をしていた可能性が高いからである。
資源鉱物を見る場合「生産国」と「埋蔵国」という分別がある、生産国は資源を精錬して加工する国であり、埋蔵国というのは資源(鉱山)がある国を言うらしい。 生産国=埋蔵国というのが多いが、製錬技術が無い国は資源を輸出して製錬を依頼したり、自国の鉱山を売却して(企業売却か国家売却で権益を共有化)自国に製錬技術が高い国のメーカーを呼び製錬をしている。 中国はアフリカ・中央アジア諸国等の鉱山を所有し製錬し自国の生産としている方法を取っていると思われる、埋蔵国に中国政府を駐留させ生産する方式である。 レアアースの埋蔵量は世界シェア3割が中国で生産量が97%なので、中国が他の国に駐留して生産しているレアアースは7割近くとなる、アフリカの資源国に中国街が多いのはその理由が強い メージャーは鉱山を買い付け製錬も一括して行うのが一般的で、商社は合弁企業を設立して製錬を行う、或いは自国と提携して仲介・販売代理を行う形態である。 レアアース=レアメタルの問題は政府よりも商社・非鉄メーカーの方が先を見ていた可能性が高いと思われる 双日はレアアースの輸入シェア1位であるが、ベトナムを開拓している、豊田通商もトヨタのレアアースを確保するために同様の市場を開拓している 住友商事はリサイクル事業でカザフスタンと提携し、三井物産はカナダを開拓しリチウムコーポ社の販売代理権を獲得済である、三菱商事はリサイクル事業にてブラジルと提携している。 この動きが活発化していたのが2009年の初等の訳でやはり商社は凄いと思う、速い動きですね。自分の結局はその動きで商社株(三井物産・住友商事)を買ってたので、2009年はリーマンショックとは無縁の状態だったんですよね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.25 21:11:54
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