カテゴリ:資産運用雑感
タイヤセクターは難しい、本当に難しい「株価は異様に堅い、大抵四半期の動きは値幅100円で推移してるが一日の値幅は大きいが陰線と陽線の連動」という職人技と言える動きをしている。
タイヤセクターは石油元売りに通じる物があるがそうでもない「石油元売りは原油高で株価が堅調に推移しやすいが原油高・円高の時は極端な販売価格変動に耐えられず逆ざや販売が継続するが逆転現象が出現すると採算がとれる」元売りは為替・原油精製能力で動く 商社は川上事業がメインのため「原油・鉱物価格が上昇すれば株価は強い」というハッキリした構図がある タイヤセクターはそういう答えでないらしい「天然ゴムの価格が上昇するとタイヤの販売価格の原価が急騰し利鞘が下がりやすい、原油価格が急騰すると同じく利鞘が狭くなる」という現象がある タイヤセクターが強いのは意外にも「天然ゴム価格が低く、原油価格が低い」時が高めに出やすいようである、後は販売による、今年のタイヤセクターは国外の販売が予想以上であり、国内もエコカー補助金の影響が出ると言われている 原油高の時に苦しいのは合成ゴムのナフサの価格が上昇するからである、そういう点で見るとタイヤセクターは「自動車セクターとの関係が深いが一概に同じと言えない、商社セクターと反転する動きがある」と思う。 「天然ゴム・原油の価格と為替」に掛かっていると言える、円高の現在タイヤセクターは比較的安定していると言える、但し現在「天然ゴムの価格が急騰しており在庫調整と新興国展開が出来ている企業が強い」と言える、なかなか面白い構図である、結局はタイヤの価格を値上げせざるを得ないという状況も継続する。 世界的に言うと「ミシュラン」は新興国展開に失敗し大変な目に遭遇している、ミシュランはフランス企業のため「東南アジアはフランスが嫌いである、戦前に日本が統治する前の宗主国がフランスで彼らは東南アジア人をアフリカ人と同じ酷い政策で誘導した背景がある、有名なのはベトナムであり、ベトナム戦争の引金を引いた国である」という影響が高いと言える。 逆に日本は東南アジアを欧米列強から追っ払い「東南アジア」という自立を援助したというイメージが強い、東南アジア諸国は日本が大好きで、未だに恩人と思っている国々が多い タイ・インドネシア・マレーシアはアジアのリーダーは日本と未だに言い切っている国であり「ブリジストンがタイヤメーカーの世界一でダンロップが住友グループに併合され世界6位のタイヤメーカーで横浜ゴムは世界10位のメーカーである」という理由も頷ける。 金と同じく上昇しているのが「天然ゴムで天然ゴムの生産国のタイ・インドネシア・マレーシア」は去年のBRICSを彷彿させる株式市場の続伸の恩恵を受けていると言える 時代はASEANのVISTA(Vはベトナム・Iはインドネシア・Sは南アフリカ・Tはトルコ・Aはアルゼンチン)であるがVISAは資源鉱物国である 考えると医薬品よりも堅い、本当に堅いセクターかもと思う、原料価格が高くなり生産調整をしているという珍しいセクターである「スーパーディフェンシブセクター」として得意としたいと思う お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.01 22:27:39
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