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カテゴリ:日記
ここ最近はまさに秋晴れと、釣りに行った日以外はいいお天気が続いてます。
ばっきゃろー!おてんとさまのばっきゃろー!
よく「雨男」だとか「雨女」なんて言葉を耳にします。 これは何か行動をおこそうとすると、決まって雨が降る人の俗称なのですが・・・
ち、違うよ!僕は雨男なんかじゃない!
雨男なんて言われたら、もう人生お先真っ暗ですよ。 例えば来年予定しているディズニーランドへの家族旅行だって
「パパは雨男やから留守番ね」
なんてことになりかねない。 ひどい!ミッキーに会いたい中年男性だっているんだぞ!
もちろん釣りでも雨が降ることを嫌う人がほとんどだと思います。 釣りは天気のいい穏やかな日の方がいいですもんね。
「今度の釣り、雨男の烏賊ボンは誘うのやめとこねー」
シィット! そりゃ行けるかどうかわかんないですけど・・・ 内緒にするなんて仕打ちはあんまりじゃねぇですかい!
結局どこにいっても煙たがられる雨男。 僕は決して雨男なんかじゃない!みなさん、信じてください。
いや、待てよ。 仮に僕が雨男でも、歓迎される場面はあるんじゃないでしょうか?
ここは水不足に悩むとある村―――
村人「長老!このままじゃ田んぼや畑どころか・・・わしらの飲み水さえも・・・」 長老「うぅむ・・・どうすれば・・・」
そこに一本の竿を担いだ男が現れた―――
僕「あの、この辺で烏賊って釣れますか?」 村人「あぁ?烏賊だと?へん、腕さえよけりゃどこでも釣れるよ!」 僕「そうっすか・・・そうっすよね・・・」 村人「ったく、村が危機に瀕してるってのに、よそモンは気楽でいいよな!あぁ?」 長老「これこれ、失礼なことを言うものではない。どうぞ頑張って釣ってくだされ」 僕「はい、頑張ります。でも天気が悪くなりそうで・・・」
しかし・・・ 見渡す空には雲ひとつなく、初夏を思わせる穏やかな日差しが眩しかった。 村人も長老も、彼が何を根拠に言ってるのか理解することが出来なかった。
長老「この村にはな、雨が降らんのじゃ。今までも、そしてこれからも・・・」 僕「いや降りますよ、必ず。なぜなら僕は・・・」
男が次の言葉を発するのを待つことなく、 西の方から薄暗い雲が次々と現れ、空は青色から灰色へと変わっていった。 そして・・・
ポツポツポツ・・・・ザ――――――――――!
長老「こ、これはどうしたことじゃ?はっ、そなたもしや!雨男では?」 僕「そうなんすよ。だから来年のディズニーランド旅行にも連れて行ってもらえなくて・・・」 長老「おぉ!皆の衆!雨男じゃ!」 僕「しかも二泊三日で行くなんて言ってるんすよ、留守番なんてひどいと思いません?」 長老「雨男のおかげじゃぞー!」 僕「それに誰も釣りに誘ってくれなくて、いつもひとりなんすよ。もう寂しくて寂しくて・・・」 大観衆「うおぉおおおっ!あっめおっとこ!あっめおっとこ!」 僕「ちょっ、聞いてます?」
後に彼は、村の救世主として名を残し・・・ 今日もどしゃ降りの雨の中、竿を振るのでした。
ん、このシチュエーションは無いな。 (やっぱ釣りは晴れてる方がいい)
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