再開
最後にこのブログを更新してから、はや十年以上の年月が経っている。当時の友人たちも最早ブログなどしていない。にもかかわらず再開するのは、一つ面白い試みを始めたからである。 ここに上げた二枚の写真が何を写した物か、分かるだろうか。1枚目はタバコの種子である。直径はおおよそ0.3mmという小ささである。これはもちろん合法的に手に入れたものである。実は扱いが極めて少ないというだけで、普通に売っているのだ。そして2枚目は、発芽した芽である。双葉1枚の大きさは1mm程度という小ささ。蒔いたのが今月の16日で、芽を出したのが28日であった。 実は一度、発芽に失敗している。気温が低すぎたことか、水やりが不十分だったことのどちらかが原因だろう。両方かもしれない。 そして2回目の挑戦。気温に関しては条件を満たしていたはずである。水やりについても、前回よりもまめに土の乾燥具合をチェックしていた。にもかかわらず、積算気温から求められる発芽予定日を数日過ぎてしまったことから、半ば諦めかけていた。そこに来て、仕事の合間にのぞいてみると黒い土にわずかに命の色が見えた。これには興奮させられた。感動した。2日間ほどアゲアゲで過ごすことができた。 最初の芽が出てから2日が過ぎたが、毎日いくつかづつ芽が増えている。平成最後の感動はタバコの芽であった。 ちなみに、タバコの栽培そのものは合法である。ただし、発酵させて喫煙に適した”製造煙草”を作ってしまうと、法に触れてしまう。もっとも、発酵には知識が必要で、それを持っていない私には到底煙草を作ることはできないのだが。 このブログでは植物としてのタバコと、製品としての煙草と、言葉を使い分けることとする。 命を育てるということ。しかもそれが、大好きなタバコであるということ。大きな喜びである。大きく育つことを望む。