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村上彩子ソプラノコンサート「いのちの歌を響かせて」 「歌と語りによる命のメッセージ」の副題のコンサートを聴きに行った。 彼女は大阪音大を卒業したが事情により音楽家とはならずサラリーウーマンとして数年を過ごした後再び発心して苦労の末芸大の声楽科を経てソプラノの歌手になった変わった経歴の人である。 何故「命・・・」なのかは彼女が芸大を志して苦難の数年を過ごし何度も失敗をしていた時期、一時挫折しかかったとき再度翻意出来たのが先の戦争末期の特攻作戦で若くして逝った兵士たちの事を知った為である。 彼らの両親、恩師、親友等々への先に逝く心情をつづったその純情なメモに打たれ自分は命を大切にしてこの人たちの代わりに何度失敗しても再挑戦できる事を幸せに思わなくては・・・と思い直したと云う。 こうして実に7度目の挑戦で芸大に合格したのである。 この稀に見る経歴により在学中からコンサートの依頼を受け、以来事ある毎に命の大切を訴え続けてきた彼女である。 今日のコンサートもその歌の素晴らしさは無論であるが彼女ならではの語りが素晴らしいものであった。 こういう事情により今日の主催も「犯罪被害者サポートセンター」ほかその種の団体2社であった。 私はこのサポートセンターのメンバーであり日中友好協会の副会長でもあるK氏から誘われての事だが行って良かったと思った。 蛇足ながら私自身も彼女とは2度の訪中旅行で知り合った中でもある。
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Last updated
2014/02/01 09:45:26 PM
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