鴨緑江の街丹東生まれのあれこれ

２日目(5月２０日) 台湾は既に梅雨に入っていて全日雨模様だったが大雨には逢わずに済んだ。台中では先ず日本人慰霊碑がある宝覚寺を訪れ冥福を祈った。此処は日本が台湾統治時代から縁のある寺だそうだ。此処の見どころは大きな金の布袋様の像である。

次は台中市内からバスで約２時間半の台湾最大の淡水湖の日月潭を観光した。湖畔の文武廟を参拝湖畔をバスで少しドライブした。文武廟は台湾最大の廟で中には孔子廟他いろいろあった。台中市に戻って八田記念公園と烏山頭ダムを観光した。八田與一は数年かけて当時の国家予算に匹敵するほどの巨費を投じ広範囲の治水を実施し洪水を無くし農作物の増産に寄与したため今でも台湾では恩人として尊敬されていて唯一日本人の像が残ってお供花が絶えないそうである。公園には八田氏の家族の像があり住居も再現されて展示してあった。我々はダム湖畔の食餐で田舎料理の昼食を摂ったが内容は覚えていない。食後八田氏が治水のために生涯を掛けて作った烏山頭ダムを観光した。八田氏本人の像や当時使用した英国産の機関車等が展示されていた。

この後台南に向かった。台中では赤嵌楼を観光した。赤嵌楼は最初オランダが治安維持の為構築しその後鄭成功が占拠し現在は台湾国家級史跡になっている。この後更に高雄へ向かった。

次の高雄では先ずは巣池潭を訪れた。此処は人造湖であり竜虎のツインタワーがあり龍の口から入り、虎の口から出てくると、災いが消えて吉が増す言い伝えがあり我々もそれに習った。台湾では古来１番好い動物が龍で虎が最悪の動物とされているそうだ。海鮮料理の夕食後高雄市内を流れる愛河クルーズを楽しんだ。短時間だったが我々が乗船した小さな観光船は乗客の大半が我々一行他日本人だったためか船内の観光案内が日本語だったのでよく判りうれしかった。この日の移動は３０５Ｋｍ。

  　　　大覚寺　　　　　　　　　　　　大覚寺内　日本人遺骨安置所

 　　　　日月潭　　　　　　　　　　　　　　　八田與一像と私