中国残留日本人たち
映画「望郷の鐘」ー満蒙開拓団の悲劇―を観に行った戦争末期の昭和20年5月になって国策にそった長野県及び強い要請で先発していた満州開拓団の子弟の教育の為渡満した阿智村のお寺の住職山本慈昭の一生を描いたドキュメンタリー映画である。然し僅か3ヶ月後ソ連の参戦で満蒙開拓団のすべてが悲惨な目に遭った。山本和尚は子弟と共に徒歩での南下の途中ソ連軍によって妻子と引き離されシベリアに抑留され2年後一人で帰国した。然し別れた妻子は帰国していなかった。彼はおそらく死んだであろう子弟を調査することから始まって残留孤児たちの調査まで広げて一人必死に政府への働きを続けたがどの省もまったく冷淡で話すら聞いてくれなかった。・・・・・長くなるのでその後の物語はどうぞネットで検索してほしい。私自身新京(現長春)からの引き揚げ者なので身につまされる。戦後70年、戦争の悲劇もやがて風化されるであろうが、そうならないために残った我々経験者は後世に語り継ぐことを使命としたい。戦争は悲惨である。2度と戦争をしてはならない。各地で有料試写会が行われています。ネットで調べて是非見ていただきたい。憲法解釈を都合の良いように曲げて戦争の可能性を秘めた集団的自衛権の拡大・・・を進めている現政権には私は何としても反対する。