上手く吹けない
来るべき長春会に備えて毎度説明しているが長春会とは戦前満州国の首都だった新京に所縁のある人たちの親睦会である。私は終戦の年の前後この街に都合3年間住んでいた。その長春会の忘年会が来月東京であるので今年も参加する予定である。今年は私のメル友の錦州会員とその知人の長春人を招いている。錦州とは我々が戦後日本へ引き揚げた際引き揚げ船が出航する葫蘆島港の手前にあり引き揚げ者の1部が引き揚げ船乗船を待ったところでもある。錦州会はその街に所縁の人たちの会である。因みに旧満州の主な街にはこうした会が幾つもあるが会の性格上会員が年を取っていくので次第に休会や解散が出てきているので残念なことだ。私は毎年長春会でハーモニカを吹いているのだが今年も吹く心算で新しい曲の練習を始めている。所が如何云う訳か今までのように上手く吹けない。こんな筈ではなかったので些か慌てている。まだ日数があるのでこれから恥ずかしくないように少し練習をしていこう。先般の安東会(私の出生地=言丹東)のではプロの二胡奏者との合奏は上手く吹けたのだが。