村上春樹~1Q84 BOOK3 公式サイトに、池田モノリスのイラスト掲載中 左 ≫新潮社公式サイト・1Q84~Qの世界-4月2日分「Q3」 右 ≫新潮社公式サイト・1Q84~Qの世界-6月11日分「迷Q」 (2022) 東京タワーに突き刺さったツェッペリン号は、 モスラのマユみたいでちょっと痛そう。 カン、カン、カン。 消防車がシンバルをカウントしてブレイク。 夜が急停止する。 キュ~ン。 パトカーがディストーションのサイレンを撒き散らしてリフ。 消防車のブレイクを追いかけて飛んでいく。 ビートはズレたまま。 「ねぇ、モノリス。次の信号機の…赤と黄色と青。 先週と順番が違ってない?」 ローズさんは、赤いミニでポーンって、 絡まってくるサイレンやチラシと一緒に ソラを蹴飛ばす。 不意を突かれた夜は 歯車を二つか三つ空回りスキップさせて うろたえてモクモク。 「ほら、見て。タワーのとこの煙。 何だろう、戦争かな」 増上寺の裏手を芝公園に添って急ぎ足で進むと 僕とローズさんの上空にタワーがはっきりと突き出て来た。 「何、これ?」 「飛行船だ! 夕方、大隈講堂にツイラクして来たやつ」 「私、小学校の時に見たことあるわ。なんだっけ?あの映画。 …そうよ、モスラのマユ」 「大変だ、やっぱり割れかかってる。 だから、こんなに煙が…」 もう夜にくるまって夢見る時間なのに。 ツイラクしたいのか、浮かんでいたいのか。 ソラは気まぐれで、付き合いきれない。 「ねぇ、何だか…ソラが血を流してるみたい」 ローズさんの瞳の奥で真っ赤な煙が揺れている。 ほんの少しだけ興奮している、不思議な曲線で出来た体。 そんなローズさんを観たのは、初めてだ。 ((((((((( 2010~未来・編集部日記(…どこの?) (((((((( スカイツリーは、バブルかバベルか調査中。 東京タワーは電気ナイフかもしれない。 )))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))) --------------------------- 第2章・1969 --------------------------- *このページは第2章 (2022)東京タワーに突き刺さったツェッペリン号は、 モスラのマユみたいでちょっと痛そう。 << 第2章の1つ前へ (2021)キング牧師もロバート・ケネディも暗殺されちゃたんだよ。 ソラなんて信用しちゃダメだから。 第2章の1つ次へ >> (2023)プールとウサギの匂いがする星 --------------------------- 第5章・2010 --------------------------- *この第2章とパラレルに第5章を連載中です。 << 第5章の1つ前へ (5057)アリス・イン・ワンダーランド モノリス・イン・アンダーグラウンド(2) 第5章の1つ次へ >> (5058)新潮社「村上春樹1Q84」公式サイトに再び潜入… 1Q69 Rock!You >> 1Q84 時空をかき混ぜる青豆ローズさん? ------------------------------------------------------------------------------------ << 第2章の始まりへ ★総目次★はホーム(トップページ)に --------------------------------Information------------------------------- 文芸・演劇評論家、河内厚郎氏と共に 村上春樹の西宮芦屋というサイトを運営、 併行して自分自身で西宮芦屋研究所というサイトも立ち上げ インターナショナルな視点でハルキ文学を読み解く ムラカミハルキ探検家さんが 池田モノリスのブログを紹介しつつ、1970年前後、 村上春樹が上京し、そこで観た原点の景色を連載中! ハルキとモノリスの観る景色が交互に語られる 1Q84スタイル!の1Q69~パラレル・ドキュメント。 5月1日から連載が始まって、もう2ヶ月… Thanks a lot! (↓クリックでウィンドウが開きます) ≫★連載・初期★ハルキ&モノリス~西宮・東京グラフィティ ≫★連載・最新版★ハルキ&モノリス~西宮・東京グラフィティ 僕もここに「出張所」?を臨時開設中。 ≫★池田モノリス~西宮出張所 ムラカミハルキ探検家さんは 「はびきの市民大学」~講座「村上春樹を読み解く」で 「村上作品と春樹少年が見た原風景」他の講座を担当。 ≫平成22年度 前期講座内容一覧(土曜日開講) あと、7月には ≫阪神間少年・村上春樹の世界を探る よみうり梅田文化センターで開講 ブログランキング。それぞれワンクリックで投票&順位確認できます。 ファンタジーから、よしっロック!ジャンルに引っ越し。よろしく。 もしかして絵本?ジャンル…でも、こちらは苦戦。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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