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ウチューのトチュー ~ 池田モノリス

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2011年11月19日
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( 初めて読んでくださる方へ )

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管理人・池田モノリス(現在63歳)の連載ノンフィクション?絵物語。
時代は1966年(本人・高3)~1973年(本人・大学5年)あたり。
(時々、太古の昔や、遠い未来に飛ぶこともありますが)

そのちょうど真ん中にあるのが…
物語のプロローグ~大隈講堂にツイラク炎上するツェッペリン号の
1969年 ~ 僕が勝手に1Q Rock ! You と名付けた年。


この世を棒に振ったら


このセカイの発情期を舞台に

スカスカのくせにイノチに恋して
この世にツイラクした
神様のあられもない姿


を、僕はスクープしようと企てています。

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で、今回は1970年頃の山手線の中。
バンドのメンバーをだまくらかして、
謎のコンテストへ向かうトチュー!


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アメーバ第2章-ソラのもう半分-章バナータイトル.jpg

1 9 6 9 ~ 1 Q Rock! You
ワニの手線・有楽町
ウチューのトチュー下車

ワニウサギ



「山手線が、もし長くていやらしいヘビで、
自分のシッポに欲情してクネクネ這い進んでいるのだったら、
回りのビルもジャングルのように息を荒げているはずだ」

ワニグチさんは大きな口を少しゆがめ
アマゾン河のように湿った唾液をこらえてつぶやくけど
笑っているのか不機嫌なのか良く分からない。

そもそもワニグチさんが悲惨な青年時代を送った
あの火星の採掘場に
こんなまぶしいジャングルなんてあったんだろうか。

「昨日が今日にバリバリ食い尽くされて
今日は明日に丸ごと咥えられて。
未来のシッポをかじったら、どんな汁がこぼれてくるんだろう」

ライオン丸はいつも飢えているから
妄想を舐めて腹の足しにする。

景色は窓の外を光速で流れ過ぎて行くから
向こう側に何があるのかよく見えない。

仮に、電車の外側が誰かの夢で
内側が、又違う誰かの夢だとしても
気付きようもなく、ただすれちがうだけだ。

「僕達の乗ってるブリキの箱って本当は何なのかなんて
外から観なきゃ分かんないよ」

ショパンは五線紙のように状況を把握している。

だけどオタマジャクシは精子のように欲望に追い立てられ
どこに泳いで行くのかは予測できない。

「だから、サイケデリックだろうが
ニューミュージックだろうが、
あだ名は何だっていいんだよ」

電車が速度を落とし、タイムリミットが近づいて来たから
僕が、みんなに今日の事情を説明する。

「だけど、このバンドで
シンガーソングライターっていうのはどうかな」

ワニグチさんがつぶやきかけたけど

プシュー

いきなりドアが開いて
もう外側と内側が接続されてしまったので

あきらめてゴツゴツした腕を網棚の上に伸ばし
スネアケースを下ろした。



有楽町で逢いましょう



東京駅の次には
フランク永井の「有楽町で逢いましょう」があって
天然色の夢が夜風のように広がっている…

と、僕は小学校の頃からずっと信じていた。

だけど、駅前には三ノ宮や心斎橋と同じ「そごう」が
高校の風紀委員みたいな顔して立っている。
神戸も大阪も東京も、同じように薄ら笑いする「この世」だ。

それじゃベンチャーズの「二人の銀座」は
どこで光ってるんだろう。

1969、大隈講堂にジミー・ペイジの飛行船が墜落した夏の日、
僕が逃げ込んだ地下鉄東西線は土星の輪だ、と思った。

たとえば、静かに回転し続ける、秩序のリング。

だけど、そうじゃなくて



土星・ストッキング



本当はあの地下鉄も今日の山手線も
たとえば神様のストッキングだとしたら…

伝染して、セカイが発情して、
一体どんな軌道に脱線してしまうのだろう。

「乗り物が変われば
景色も匂いも全然違ってくるよ」

「魂の乗り物はドーナッツみたいなレールの上を
グルグル回っているの?」

コトリスが有楽町のホームの上空で
めずらしくはしゃいでいるから
僕の質問がハネで吹き飛んでしまうよ。


そうだ、今日はフォークソングだ。


だってね、
シンガーソングライターコンテストだから。

「なんで、オレ達、このコンサートに出るの」

ライオン丸はそごうの7階を見上げる。

「あ、僕がテープ送ったから」


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最終更新日  2012年04月13日 17時37分38秒
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