|
カテゴリ:議会関連
今日は、心肺蘇生法及びAEDの使用実践講習が行われました。 議員24名中16名の参加と参加率は今一でしたが、参加したすべての同僚議員は講習を行っていただいた石狩消防署職員のお話に耳を傾け真剣に講習を受けていました。 実は、この初期段階における救急救命行為こそ重要であり、この行為が死亡率にも大きく影響するのです。 そこで、皆さんがお住まいの町内会等で行われる出前講座など、既に経験されている方もいらっしゃると思いますが、簡単に内容をお知らせしたいと思います。 まず「突然死」ですが、急性心筋梗塞、狭心症、不整脈、心筋疾患、弁膜症、心不全など心臓病によるものが六割以上と多く、ほかに脳血管障害、消化器疾患などがあります。 その予防については、言うまでもなく食生活や運動により生活習慣病をしっかり改善することが重要です。 しかし、そうは言っても予期せぬ事態が起こった時の対応については、事前の予備知識はもちろんの事、焦らず冷静な判断が出来なくてはなりません。そして、第一に救急車を呼ぶことが必要なのは言うまでもありませんが、救急車到着までの平均時間はおよそ6分もかかるようです。(地域や場所によって差があります。) したがって、この6分間に心肺蘇生を行うか否かが、その人の生死を分けると行っても過言ではありません。 (1)まず、倒れた方に声をかけ意識があるかどうか反応を確認します。 (2)次に、回りにいる人たちに助けを求め、119番通報と同時にAED(自動体外式除細動器)の手配をお願いします。このとき、「あなたは救急車を、あなたはAED。」と、頼む人を指し的確に指示することが重要です。 (3)次に、気道の確保と呼吸の確認ですが、片手をおでこに、もう一方で顎が真上になるまで引き上げ気道を確保します。そして、患者の口に耳をあて息が聞こえるか、息が頬に当たるか、胸や腹部が動いているかなど、10秒間落ち着いて確認します。 (4)呼吸がない場合、気道を確保した状態で、人工呼吸を2回行います。その時、直接口に当てることが出来ない場合は、ガーゼやハンカチなどを患者の口に当てても良いでしょう。(どうしてもだめな方は、人工呼吸を割愛し胸骨圧迫だけでも良い。) (5)続いて、胸骨圧迫を30回行います。これは以前、心臓マッサージと言われた行為ですが、マッサージ箇所の特定が分かりづらい事から、今は左右乳頭の中心部分(胸骨)に両手を合わせ、体重を乗せて4~5cm沈むくらい強く圧迫します。 (6)次に、間を開けず人工呼吸を2回行い、また胸骨圧迫を30回と、AEDや救急車が到着するまでのあいだ繰り返します。 (7)次にAEDが近くにあった場合、まずAED本体の電源を入れます。(二人いるとこれらの作業をしている間、心肺蘇生を止めずに良い。) この時点で、AEDからアナウンスが流れますので、その指示にしたがって電極パットを胸に貼り、次の指示に従っていきます。ここで注意しなければいけないのが、患者の身体が汗などで濡れていないか、ネックレスや指輪などの貴金属がパットを貼る位置の付近にないか、またペースメーカーなどが埋め込まれていないかを確認し、もしもある場合はパットから3cm以上離して下さい。(通電したときにそこが火傷をする場合がある。) (8)AEDのパットを付けた時点で、電気ショックが必要かどうかはすべてAEDが診断してくれます。もしも、電気ショックの必要がある場合は、アナウンスの指示に従いショックボタンを押します。 (9)その後も、アナウンスに従い胸骨圧迫×30回、人工呼吸×2回を繰り返します。 このように、基本的な事を覚えているだけで、大切な家族はもちろん不測の事態に遭遇した時でも命を救うことに役立つと思います。 皆さんも、一度は地域の出前講座や職場の講習会などに参加し是非覚えていただきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月14日 19時43分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[議会関連] カテゴリの最新記事
|