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今日は北海道が現在策定中の『北海道地域振興条例』(仮称)に関する意見交換会に出席してきました。 石狩支庁管内の市町村議員、行政、商工会議所、観光協会などおよそ60名ほどの参加者が集った中で行われました。 まずはじめに、約20ページの素案資料の説明がされたあと、参加者との意見交換会になったのですが、意見交換会というよりはむしろ質疑に近い感じでした。 この条例の目的としては、「個性豊で活力に満ち、人々が将来にわたり安心して住み続けることができる地域社会の実現」が掲げられ、地域の主体性を重んじた地域主権による課題解決や、多様な主体が協働し取り組まれ、地域と地域が交流し相互に支え合う事の理念の基に策定されたているのですが、しかし北海道の行政基本条例や新・北海道総合計画など複層的に重なりあう条例の隙間に位置付けられている事から、広範な地域課題に対応し振興できるのか、はっきりしない条例の感は否めませんでした。 会場の参加者からは、一連の支庁制度改革による総合振興局にならなかった振興局へのお手盛りではないかなどの意見もされ、地域振興を主眼に置きながらも「地域政策総合補助金」や「地域再生チャレンジ交付金」などの財政措置は、既に策定されている「地域の政策展開」や支庁が企画・立案・実施する地域政策推進事業への支援など、独自性を持って振興事業を行おうとする自治体や団体・民間までに財源が措置されるか非常に不明確な感じが致しました。 私からも、この条例の実効性について何点か質問し、さらに地域振興に頑張る市町村に対する支援についても十分配慮するよう求めて参りましたが、それにしても、支庁制度改革への不満は相当根深いと感じた会議でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月19日 18時54分38秒
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