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カテゴリ:政治関係
TPPの問題については、今定例会の一般質問でも多くの議員が取り上げたように、大きな関心を寄せています。
概ねTPP加盟に反対の考えに立った質問が殆どでしたが、私は、例えばTPPに参加し、我が国の農産物の除外品目や関税率の調整協議をした上で、明らかになった影響額に対する補填や助成などを国から引き出す交渉を行うといった、戦略的選択アプローチもあるのではと考え、他の議員とは違う視点で質問致しました。 過日の新聞報道にもありましたか、現在、参加各国によって貿易ルールの策定がこの会合で行われていますが、実は、ニュージーランドの会合で日本はオブザーバー出席すら認めてもらえない現状にあります。 TPPは関税撤廃を原則としていますから、例外なく自由貿易圏を拡大するのであれば、『加盟するかしないか』の二者択一しかないはずですが、来年11月のハワイ会合までにルールに関する合意を出すと言うのですから、2006年からこれまでの間に各国間で相当の利害調整が行われてきたと考えられます。 TPPは、どちらかといえばEPAの拡大版のようなものと言われています。 したがって、特に影響の大きい農業分野でしっかり条件を引き出し、最終的にそれが叶わなかった場合、TPPから離脱するのも選択肢の一つと考えられます。 どうも、このような意見を言うと、「池端は北海道の農業がどうなっても良いと考えている」とお叱りを受けそうですが、決してそんな事はなく、もう一方の入り口論に言及しているに過ぎません。 ただし、議論が内向き傾向になっていることには多少の懸念を持っています。 やはり北海道の農業をより強くするために、より戦略性を有していかなくてはならなく、今後もしっかりと取り組んでいかなくてはならないと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月12日 14時31分51秒
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