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カテゴリ:議会関連
パネル1~地方議会は何故機能をしていないのか~ 基調講演~今後の地方自治の方向性について~ 片山 善博総務大臣 パネル2~多様な地方政府を選択することとは~ と言う内容で、午後5条30分までびっしりと研修をしました。 会場には、私たちを含め全国から多くの市町村議員が参加していましたが、本当に色々な議会があり、またそれぞれの自治体に様々な問題を抱えているのだと改めて思い知らされました。 だからこそ、「今の議会のままで良いのか?」といった問題意識を持ち、少なくとも今日参加された議員のすべてが少しでも議会を活性化させようという気概に満ち溢れていました。 議員連盟の代表者である横浜市議会の荻原議員の問題提起は、 「議会が生きる地方政治へ」といったテーマで 1首長(行政)は見えるが、議会は見えてこない地方自治 ◇水面下の折衝が多い現実⇒市民には見えない「ブラックボックス」 ◇国政のように政策論点が見えない地方議会 2現行二元代表制下の七不思議 その1 予算審議前の予算要望・・・議会は首長の補助機関か? その2 予定調和の議会は終わらないのか・・・行政職員に質問する委員会 その3 国政政党の延長線上に無い地方議会の構図と党議拘束 その4 「貴重なご意見いただきました、参考にさせていただきます」を連発する行政 その5 二元代表制下の禁じ手・首長与党と言う怪奇・・・だから予算は否決できない その6 議会から行政に「条例を作りなさい」・・・立法も行政の掌の上 その7 議会政民主主義下で議会は無用と思われる悲劇 3議会からリーダーを選出する「地方議院内閣制」も選択可能に ◇地方議会はこのままではいられない⇒自己変革と二元代表の呪縛からの解放 ◇本来は議会こそが予算編成、政策・都市計画の立案主体 ◇現行憲法下の二元代表制を維持しながらでも暫定的な議院内閣制は可能 4地方政府形態選択性への道 ◇世界の地方自治の王道 ◇予算編成権と行政執行権を議会に ◇住民投票による地方政府の基本構造の決定と、自治憲章の制定を 以上のような提起がありましたが、会場の多くは現行制度の中で、追認機関と思われないような機能をもった議会となるべき声が圧倒的に多かった世感じました。 どのような制度を作ったとしても、それを運用するのは人間でありますからその人が変わらなければ思うような効果は得られないのではないかと思います。 現在の石狩市議会は、改革のスピードを加速させております。政策立案などの面ではまだまだなところも多々ありますが、今後が非常に楽しみな議会だと思います。 どんどん古臭い体質を変えて行かなくてはいけないと改めて感じたシンポジウムでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月19日 22時18分29秒
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