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カテゴリ:日常の出来事
昨日、石狩青年会議所の新年交礼会に出席しました。
例年多くの来賓を招いて行われる盛大なパーティーは、単年度制で運営される新体制のお披露目の機会であり、何よりその年のトップとなる理事長の挨拶がメインイベントとなります。 私もその経験者として、溢れる愛情と大きな期待を込めて、07年から挨拶の査定(笑)してきましたが、本人はもちろん今まで酷評されてきた歴代理事長達も大変気にしておられますので、さっそく今年度理事長「中島 量」君のスピーチについて酷評(笑)して参りたいと思います。 彼は、知る人ぞ知る地域ブランドの仕掛人として、地ビール「カナストーリー」をはじめ、「石狩バーガー」、「石狩茶漬け」など、ご当地グルメを次々と世に送り出した中心人物です。 そんな人物だけに、「何か持っている」と、以前から注目されて来ました。それだけに、今年の新年交礼会はいつの年にも増して楽しみにしていたのでした。 第一部の「中西圭三ライブ&トーク」から「違い」の片鱗を見せていましたが、メインのスピーチについては、まず序盤での出席者への謝意から始まり、来賓者一人ひとりに視線を向け、丁寧にお礼を述べたところの滑り出しはほぼパーフェクトでした。 しかしその後の序章に入って間もなく事件は起こりました。 それまで流暢だったスピーチも、いきなり「ごり」、「ごり」、「ご理解…」と、いきなり詰まってしまいました。(-5点) そして話題は、経済状況、親の世代、スローガンと続いて行きましたが、このへんでは既に手元の原稿の「読み」に入ってしまった事もあり、多くの先輩たちが陥った「噛み」が頻発してしまいました。正確には数えませんでしたが、都合十数回は下らないと思います。(-10点) また、表情は終始一貫強ばっており、第一部で見せたような、良い意味での余裕が全く感じられなかったのがとても残念でした。 そして目線の配りは、こちら側から向かって左側にしかほぼ向いておらず、満遍なく会場に目配りすると言う点では、「NHK白熱教室」のマイケル・サンデル教授を是非参考にして頂きたかったと思います。 まっ、気持ちは良く分かるのですが、前の皆さんたちにもそうだったようにここでは容赦なく減点といたします。(-5点) 次に、今年度の基本方針が示され、五つの重点項目が発表されました。 実はここが一番肝心な部分で、いわばそれまでは「まくらことば」に過ぎません。 そう捉えると、前段と本題のバランスが少し悪かったように思いました。(-5点) そして最後に、スピーチの正否を大きく左右すると言っても過言ではない、「ユーモア」について指摘せざるを得ません。 来賓の顔触れや年齢層など総合的に勘案し、的確な「ユーモア」を入れ込む事は極めて難しい事ではありますが、それでも、過去に角川、酒井の両氏が自爆を恐れずに果敢にアタックした例がありますので、どうしても、有ると無しの遜色は歴然で、無い場合はやはり全体的に角張ってしまう感があります。(-5点) 以上、中島理事長のスピーチに対する評価は70点でしたが、あの「ごり、ごり」の「噛み」や無音沈黙が無ければトップに並び、そしてさらにユーモアが入ると堂々のトップに躍り出たと思います。 私が行った採点の歴史を振り返ると、まず角川君(07年)と酒 井君(08年)が共に80点と 最高得点をマークし、次に永岡君(09年)が70点、そして昨年の家守君が65点でした。 中島理事長は70点なので、長岡君に並び歴代2位タイにつけました。 これに懲りず、石狩青年会議所の本丸である事業に全力を尽くして頂き、充実の一年になることを祈年致しております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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