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カテゴリ:議会関連
昨日は、石狩湾内におけるトドの漁業被害を視察するため浜益区に行ってきました。
当初、海の状況を見て船で送毛に行く予定でしたが、風が強く非常に危険ということから海上視察を見送る事にしました。 地元漁協のご案内を受け、トドに開けられた漁網や被害の様態など説明を受けました。 ニシン漁の網は、私たちが想像するよりも細いナイロン糸で出来ていて、その網に掛かった餌(ニシン)を目当てにトドが突っ込んでくるのですから、あの網ならひとたまりもないと感じました。 その後、地元の漁師さんと現場の現状やその対策を直接聞くために会談を行いました。 その会談の中で、漁網被害における損害額が明らかになりました。 実は10間(18m)で約一万円程度の網が、一漁業者でおよそ3000間~5000間刺すというのですから、仮に全部やられたとしたなら30万~50万円の被害となります。 その上深刻なのは、トドにニシンが食べられ漁獲が激減する事であります。 ニシン漁にあたり、それぞれの漁業者の規模によって採算ベースがありますので、このトド被害によって採算割れが起こると、出漁自体が損失となってしまうので、出漁を見送るなどの悪循環を引き起こしてしまうようです。 漁業関係者からは、損失補償などのお話もありましたが、現在行っている爆音機の設置や上陸防止柵の設置、ハンターによる威嚇発砲、強化網の導入など、様々な方策を検討しなければならいと強く印象を受けてきました。 私たち常任委員会視察団としても大変意義ある視察でした。改めて、状況説明頂きました漁業者の皆様にお礼を申し上げたいと存じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月26日 15時41分40秒
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