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カテゴリ:ランニング
大阪に来てから5回目の夜を迎えました。 日中の気温は平均33~34度で、しかも夜も25度前後の熱帯夜が続いています。 まず北海道では味わう事のない気候です。それでも、あと2日なので我慢するしかありません。 さて、今日の話題ですが、「大阪人情物語」です。 実は、今年もサーモンマラソン大会にエントリーしている私は、昨年とは比べものにならないくらいの所用が重なり、ここ数ヵ月殆ど練習ができない状態が続いていました。 しかし、この時期までくると、さすがに強い焦りを感じ、衝動的ですがわざわざ布施まで足を伸ばしイオンで短パンとランニングシャツを買い、ホテル近辺を5kmほど走りました。 全く土地勘はありませんが、私のスマホにはGPS 機能が付いていますので、特に困難もなく走れました。 そして1日おいた今日、2回目のランニングを行ったのですが、一昨日のコースから少し距離を伸ばし、7Kmを目標にコースを変えたのが災い、いや人情物語の始まりでした。 ちょうど6kmほど走ったところでしょうか、ホテル近くの駅が見えてきたところ、手元のGPSは目標地点まで1kmくらい手前の位置を指していましたが、「所詮ただの機器。多少の誤差は仕方がないさ。」、と勝手な解釈をしGPSを停止させてしまいました。 ところが、それが大きな間違いだったのです。 なんとそこはJRの駅で、私が戻るべき駅は近鉄だったのです。 GPSは一旦切ってしまうと、再度目標地点の住所を入れなければナビしてくれません。 しかも、パッテリーの残量が少なく、かなりの危機的状況に追いやられいました。 不安を抱きながらも、頼りないGPSを頼りに歩き始める事にしましたが、どうも徒歩だと目的地に近付いているのか否かさっぱり分からなくなりました。 時間の経過と共にバッテリーは冷酷にもレッドゾーンに入る始末で、こうなるともはや五感に頼るしかないと考え、ちょうど前からきた二人連れの女性に思いきって道を尋ねてみました。 その方は、汗だくの私を気持ち悪るがることもなく、しかも、駅まで案内役を務めてくれると言ってくれました。 聞けば彼女らは近大生らしく、家庭教師のアルバイトを終えて帰る途中だったみたいです。 私は世の奇遇を感じながら、30分ほど色んなお話をし、駅近くでお別れしました。 私のドジがきっかけの一期一会、心のさもしい人が増えていると言われる昨今、遠く離れた大阪でこんなに温かい人情に触れ思わず「ほっと」した本当に良い一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月31日 07時54分56秒
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