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カテゴリ:ハンドメイド
今思えば、こんな手の掛かることよくやったよ!! 世間で言う一昔ほど前に自然素材で3m程のタモの柄とタモ枠を製作したことがあります。 釣趣を重んじる釣りをされる方の中には竿や釣具をご自分の手で製作する方がいます、へら竿や黒鯛のへチ竿などは良い例ではないでしょうか、友釣りの10mもあるような竿は自然素材では難しいでしょうが、そのような釣りをされる方でも道具は手作りして楽しんでいる方を何人か知っています、その中でもタモ枠製作は多くの方がチャレンジされているんじゃないでしょうか。 当時は仕事の関係で静岡県の山間部にもよく行っていました、お客さんのなかにはなかなかの釣りバカの方もいて、そんな釣りバカのお客さんとの話のなかで友釣りや渓流釣りで使用するタモ枠の話が出ました、話によるとタモ枠にはカヤの木が最高とのこと(萱の木は将棋盤や碁盤に使う木で近年は材料になる木の不足でウン百万もするらしい)その方は多くの山を持つ地主さんでご自分の山で取るようですが、そんな木を頂戴する訳にはいかないので代用が出来る樅の木(もみの木)の枝を頂戴しタモ枠の製作を始めました。 一本の木の最上部にある中心の枝でタモ枠は作ります、このため一本の木で1つのタモ枠しか出来ないとのことでした、当時私は黒鯛の落とし込みに熱中している時期でコレに使えるタモ枠の製作を考えていました、港湾のへチ狙いでしたので高さも無く充分可能と製作を始めましたが作業は試行錯誤の連続で冬季に約3ヶ月ほど掛けて製作したことを覚えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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