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カテゴリ:釣りを思う
今から20年前、一人の釣り師が産声をあげた。 友人の舎弟に黒鯛釣りに誘われたのである、夜釣りであったが当然ボーズ、舎弟君もまだまだ初心者であり互いに競い合いながら釣行を繰り返したが黒鯛は釣れず・・・? そのポイントに魚が居ない訳ではない、周りではしっかり釣れていた、ちょうど今の季節、いつも通っているポイント近辺でキビレが湧いた、当時はその地域では見ることがなかった紀州釣りをして爆釣しているいるオジサンがいた、毎週通ううちに知り合いになりその釣方を教えて貰いキビレを数枚ゲット、対象魚よりチョット白く20cmにも満たない奴だったが天にも昇る気持ちだった、そんなこんなで一人の釣りバカが誕生 ♪ なんとか黒鯛を釣り上げた新米釣り師の欲は深い、今度はもっとデカイ奴を釣りたいわいなと・・・考えを巡らせる、前述のオジサンは新し物好きで、当時その地域ではやはり見慣れない落とし込みなる釣法を始めて実績を上げていた、こんな竿使うんだよ・・・数日後新米釣り師の手にはリョウビの竿があった(笑)。 港界隈の釣具店での落とし込み師の評判は芳しくない、そりゃそうだろう、竿は大型量販店で買い叩き、餌も自分で調達する為とにかく金を落とさない(笑)、しかしその釣果は浮きフカセを凌駕し、当時はその威力に黒鯛狙い釣り師は驚いたものである、そして新米釣り師は10数年のキャリアを重ね新米を卒業するレベルになっていた。 物事のターニングポイントには大きな進歩がある、初めてオキアミを使用したときの魚の寄りは半端じゃなかったそうでだし、初めて紀州釣りが入ったポイントでの釣果も半端じゃなかったそうである、実績に囚われると可能性を狭くすることがあるかもしれない。 なんの道でもそうだろうが、達しているレベルにならないと見えてこない景色というものがある、今の景色に満足せずより良い景色を目指していれば、いずれ素晴らしい眺めを拝むことが出来るんじゃないのかと精進を重ねる釣り師には・・・???
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