バラに2つの新薬剤
バラのハダニに万能薬の「マラソン乳剤」や自然に優しい「粘着くん」だけでは完全防除は難しいのでダニだけをターゲットにした「殺ダニ剤」を探しにいつものHCへ行きました。業務用の農薬も色々扱っている中で、効き目と値段を天秤にかけた結果選んだのは、BASFアグロの「オサダン水和剤25」(画像左100g入798円)です。※BASF(ビーエーエスエフ)はドイツの化学メーカーですが、このアルファベット4文字を聞いて昔のカセットテープを連想する人はどれくらいいるでしょうか?さて、右側の「トップジンM水和剤」(500g入り1,890円)は殺ダニとは無関係の殺菌剤ですが、ベンレートの大袋もいまだ開封していないのになぜ殺菌剤を追加購入したかというと、例の根頭癌腫に対処するためです。当初は癌腫を削り取ったあとに「トップジン・ペースト」を用いようと思ったのですが、癒合剤は他に使い道がないのでそれだけにコストをかけたくないと思ったのと、俗に行われている木酢液塗布が有効ならトップジンの水和剤の方がよほどマシではないかと考えたからです。しかもトップジン水和剤は、バラの黒星病・うどんこ病をはじめ、シクラメンの灰色かび病にも適用するのでかなり使えそうです。トップジン水和剤は殺ダニ剤との混用も可能とのことでしたが、とりあえず殺ダニを優先し癌腫の切除は保留にしたので、今回はオサダン水和剤(1000倍)のみ散布しました。