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カテゴリ:季節の話(自然に合わせる暮らしのススメ)
土用は、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間のことで、雑節のひとつ 今年の夏の土用は、7月19日~8月6日だそうです。 夏の土用の風習は多いですよね。 土用のつく言葉をいくつかメモとして書いておきます。 「土用干し」:夏の土用に衣類の虫干しをする 「土用灸」:夏バテや病気回復などに効き目があるとされている 「土用餅」:夏の土用につく餅。力がつき、暑気あたりを防ぐという。 また、あんころ餅を食べることも土用餅というようです。 「ジャパンナレッジ」さまより 夏の土用に入った3日目を土用三郎といって、この日の天候でその年の豊凶を占った。このころは1年でもっとも暑いときなので、土用干しといって衣服や書物などの虫干しをする。また土用の丑(うし)の日に丑湯といって薬湯に入ったり、夏負けしないためウナギの蒲(かば)焼きやどじょう汁を食べる風習がある。中国地方では、牛の祇園(ぎおん)といって牛を引いて行って海に入れる。また薬草は、夏の土用にとったものがとくに薬効があると、昔からいわれている。 岡山県の各村では、夏の悪疫を退散させるために土用祈祷(きとう)を行う例がある。土用念仏ともいって大数珠(じゅず)を繰り回して念仏を唱える。同県高梁(たかはし)市備中(びっちゅう)町西山地区では、土用入りの日に家内安全と虫送りの祈祷のため、寺から僧がきて道中念仏を唱えて家々を回り、『般若心経(はんにゃしんぎょう)』を読誦(とくじゅ)するという。 [大藤時彦] 「暮らしの歳時記」さまより 土用の丑の日には、夏バテ防止や疲労回復のため、薬草を入れた「丑湯」に入る風習があります。といっても普通のお風呂なのですが、毎日入浴できなかった時代には、丑の日のお風呂は特別に爽やかなものだったようです。ドクダミや緑茶などさまざまな薬草が用いられましたが、江戸時代は桃の葉を入れた桃湯を丑湯としていたそうです。 毎日入浴が当たり前の現代ですが、土用の丑の日は特別。ハーブや薬草を入れて丑湯を楽しんでみましょう。 おすすめの丑湯ハーブ ・ドクダミ 日本三大薬草のひとつで、あせもや湿疹に良いようです。庭や路地にも生えてるお手軽ハーブです。 ・緑茶 緑茶のサポニンとカテキンが、夏の暑さで広がった毛穴をスッキリ引き締めます。 たっぷり袋に詰めてお風呂に入れましょう。 ・桃の葉 昔から肌に良いとされている桃の葉。入浴剤やローションなどでも「桃の葉エキス入り」をうたっているものがありますね。葉は漢方薬店や通販などで購入できます。 丑湯の入り方 1)お気に入りのハーブや薬草を準備します。 2)生の茎や葉は水洗いして、適当に刻むか、そのまま袋に詰めます。 網目の細かい洗濯ネットやお茶用パックなどを使うと手軽です。 3)浴槽に入れ、水から沸かします。給湯式の場合は、蛇口の真下において、香りを出しながら給湯するといいですね。 4)お風呂に入ったら、袋をよくもんで、薬草の成分を出しながら入ります。 丑湯でサッパリ、スッキリして無病息災! 全国の温泉地でも 「丑湯祭り」というものが行なわれているんですね。 今年はコロナで中止のところもあるようですが、自宅で薬草風呂もいいのではないかと思います。 今年の土用の丑の日は7月21日だそうです。 薬湯、または薬湯足湯を試してみます! こういう風習から見ても… 疲れが出るころ・・なのですね。 今から、少しでも元気でいられるよう養生してください。 気功もお待ちしております! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.16 12:36:18
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