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学習障害のお兄ちゃん、この夏めでたくバイトから正社員に昇格しました。バイトを始めてから3年、要領が悪くてとんでもないミスをしたり、あとから来た人に時給で抜かれたりして落ちこんでいたこともあったのですが、自分なりに努力し人より早く出社し事務所の掃除をしてみんなの出社を待つなどいろいろ試行錯誤していました。
書字障害のため字を書くのが苦手で、日誌を書くのはほかの人にお願いしており、それを上司の方もありがたいことに認めてくださっています。毎日こつこつ自分の得意な仕事を続けるうちに時給も少しずつ上がり、みんなに追いつきました。 そんなある日「正社員にならないか?」と上司の方から声がかかり、二つ返事で契約をしました。責任が重くなり大変なことも多いようですが毎日よろこんで会社にでかけていきます。 小学生時代、LDという言葉がまだあまり知られていなくて、担任の先生に漢字の猛特訓をされたことが7ありました。夜10時になってもドリルが終わらなくて、しかも正確には書けなくて、毎日赤ペンで添削されて泣いていたこともありました。夜更かしのせいで喘息の発作が起きて救急病院へ駆け込んだことも何度かありました。 先生に「漢字の書けない子ですから、テストやドリルはやめさせてください」とお願いしたところ、「そんなことでは将来ろくな子になりませんよ!」と厳しく叱責されたこと、中学で不登校になり、家で引きこもって「死にたい」と泣いていたこと。 そんな姿も過去になり、今目の前にいるのはたくましい働く青年です。あきらめずに育ててよかったと思います。 自閉っ子も先日の体育大会で50m走に出場し、見事1位になり、過去最高の新記録をだし新記録賞をいただいてきました。私は介護があり夫も仕事で実家の祖母に見に行ってもらったのですが、中学校の恩師も応援に駆け付けてくださっていたそうで、みんなの応援を受けて見事な走りっぷりだったそうです。 自慢そうに表彰状を抱えて帰宅してきました。小さいときはまっすぐ歩けず転んでばかりいたこと。階段の上り下りができずにジュースで釣って練習させたこと、田んぼのあぜ道や山道を歩かせて足腰を鍛えたこと。 苦手なことも長い努力で克服できるのだなあとしみじみ思いました。二人の子の成長がうれしく、私もまた頑張ろうと思いました。 次は自閉っ子の就職活動です。冬にはまた実習があります。いい成果が出せるように親子で努力の日々です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月20日 16時35分45秒
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