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2016.06.18
カテゴリ：追悼
 君死にたまふことなかれ .........と与謝野晶子ではないけど、祈ったのですが 6/4午前3時4分に君は静かに逝ってしまいました  家族ネタが苦手というかタブーなので、書こうか、書くまいかと迷ったのですが、未だ、実感が沸かない自分の気持ちを整理するために、書くことにしました.......... 40代後半、来年受験の高校生と中学生の子供を残して、｢無念だね...｣と私に一言いいました  今年のお正月は、一緒に家族ぐるみで旅行へ行って、泳いで、ゴルフして、居酒屋で飲んで、レストランでロブスターでしたが、海老アレルギーの君は、独りだけステーキを旨そうに食べていました その後の人間ドックで2月に膵臓癌が見つかり、いきなりステージ4で余命1年の宣告 元気を装っていましたが、親友を同じ病で亡くしているので、自分が辿る進行の過程は把握していたはずです GW前にうちの庭で甘夏みかんを収穫した時は、すっかり痩せてしまって..... 一番強い抗がん剤を希望したそうです..... その後は、車の運転もままならないほど衰弱してしまって、自宅で緩和ケアに移行、ベッドで仰向けになって、力なく喋るのがやっと、母が泣きました  わずか4ヶ月で君が亡くなって、義妹から、泣きながら｢葬儀の事でご相談を...｣と連絡を受けた時、末っ子同士の夫婦で何でも、親や兄弟にやってもらうのが当たり前と思っているから、私が仕切らなければと思いました ところが吉祥寺の弟宅へ着くと、すべてのセレモニーの予定が決まってました 吉祥寺、三鷹でライオンズクラブと青年会議所の活動をしていた君、クラブの会員に葬儀社の社長さんがいて、まだ元気なうちに君はすべてを、相談していました 君の希望は地味で、お金の掛からない葬儀を...... 子供に学資として少しでも残したいと言ったようです 結局、恒例に従ってライオンズクラブ葬となりました、ライオンズクラブのタペストリー、棺の上にはライオンズクラブの登録証とサンダーバードのようなライオン帽 当日の受付も、何もかもライオンズクラブの方と青年会議所の方がやってくれます.....感謝！  お通夜は、本当にたくさんの方がみえてくれました、黒塗りのレクサス、ベンツ、ジャガー、通りがかりのご近所の方が覗きこんでゆきます、まるで、どこぞの悪しき団体の葬式のよう、君の愛車は小っちゃこいシルバーのプジョーなのにね？ 地味な葬儀のはずが、何百人の焼香客、中･高等部時代の美術部OB、芸大の同級生、仕事の取引先、子供の同級生たち、祭りではお揃いのハッピを着て一緒に神輿を担ぐ、自治会の方々......ありがとう！ 大変な行列になってしまったので、5個の香炉で3回焼香のところ、1回焼香でお願いいたしました 君はビックリしたかな？   葬儀会館には家族7人が泊まり、私はワンコが待っているので、自宅に帰りました 寂しくないよね？君の家族もお袋もいるし 久し振りに乗るなぁ～ 井の頭線  次の日は、午前11時から葬儀･告別式の予定でしたが、かなりの参列者が予想されたので、30分早く行うことになりました 弔辞はライオンズクラブの会長さんが ｢○△ライオン！お別れを告げます、君と初めて知り合ったのは30代の頃..........。｣ 弔辞の内容で初めて知りましたが、キャンプに行ったり、一番の仲良しだったそうですね？ 泣きながらの弔辞に、私も熱いものが込み上げてきました 次期は君が会長になる予定だったのですね？ 幼い頃、足手まといの君から、逃げると｢わぁ～！｣と泣いて追いかけて来たことを想い出しました 画才があって、小学生から油絵を描き、選挙のポスターに選ばれたり、展覧会では金賞ハンター！ 芸大からデザイン会社へ就職、その後、自分の会社を興しました 数十本の弔電、衆議院議員、都議会議員から、さすがに都知事からはこなかったけど、どういう関係？ 私は一人も存じ上げません 最後に義妹も、たくさんの会葬の方々にきていただいたお礼と、君とのエピソードも折り混ぜて、しっかりと挨拶しました  たくさんの花に埋もれて、ライオンズクラブの友人と青年会議所の方に担がれて、玄関先へ 多くの方が集まってくださって、見送られて日華多摩斎場へ  葬儀会館に展示された、想いでの数々の写真 赤ちゃんの頃から、留学時代、結婚、子供の誕生、ボランティア活動など 君はよく女の子に間違えられて、子役デビューの話もあった この写真は私と母と君、一番先にお骨になっちゃった！  ワンコと散歩に行くと、いつもの公園で70~80代の元気なお年寄りが、ゲートボールを楽しそうに興じています、君もリタイアしたらやりたかったかな？ つい半年前、エメラルドグリーンの海でスノーケリングしていた君を想いだします  君は病死は運命だったのか？ 必然だったのか？  また、紫陽花の花が咲く頃、君を想い出すでしょう お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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