カテゴリ:夏休み
今朝、ワンコと散歩していたら、何やら前方に蠢く、メタリック・グリーンに輝く物体が! カナブン?.......... 玉、玉虫だぁ~ 採ったどぉ~ 小学生の時に、葉山で死んでいる玉虫を採った...拾ったのが最後かな!? 玉虫はコウチュウ目・タマムシ科に属する昆虫です 特殊な光沢を持つ玉虫は、たくさんの人々を魅了し、外国での英名はJewel Beetleと名付けられて、海外でも宝石をイメージされています 生息地域:本州、四国、九州、南西諸島 場所:枯れ木周辺、林 時期:6~9月 滅多に出会うことはなく、初夏から晩夏に見つけられなかったら、来年まで時期は訪れません この時期に採集に行って、見付けられたらラッキーでしょう 玉虫は漢字表記すると「吉丁虫」、幸運の虫という意味です 特徴 体色:緑色に2本の赤帯、腹部は明るい銅色 体長:35~40mm程度 特徴:表面には小さな凸凹がある 垂直になって飛行する 日中に活発に活動する (体色を反射させ、天敵である鳥類の目を眩ますため) 餌 エノキ>ケヤキ>サクラの順番で好物として、葉っぱを餌にしています 成虫も幼虫も生涯、これらの樹木の周辺で過ごしているそうですよ 縁があってピンピンと活きている玉虫を捕まえたんだから、飼育ボックスで飼わないと! とりあえず餌!! エノキって何だろう?エノキ茸の親戚なんちゃって 榎(エノキ)は欅(ケヤキ)の親戚で20m位の大木となるようです 道路、神社の境内、公園、山地に普通に見られ、古くは平安時代から一里塚とされ、江戸時代には主要道路の並木として松や杉を植え、一里塚としてエノキを整備されたそうです 樹皮は厚く、灰色で小さな皮目が多く、ザラザラっとした象の皮膚のように見える 葉は互生し、左右不同の広卵形または楕円形、葉の上部に鋸歯があり、基部からでる3脈が目立つのが特徴 といってもイメージがないなぁ~多分、身近に有るんだろうけど、当面の課題! ワンコと散歩に行って、境内やら公園を散策してみます、とりあえず桜の新芽を与えてみます 玉虫で有名なのは、約1200年前の飛鳥時代の仏教工芸品の「玉虫厨子」 装飾に玉虫の羽を使用したのは有名 法隆寺金堂に安置してありましたが、現在は大宝蔵院に安置してあります 復元レプリカ 今では、光そのものが失われつつある国宝「玉虫厨子」を、現代に再現しようと、累計約4000人の職人が2004~2007年の約4年の歳月を経て完成 「平成の玉虫厨子」と呼ばれています 復元レプリカを作るのに、玉虫の羽36000枚を使用したそうで、いったいどうしたら、そんなに玉虫を捕獲できたのか? こんな昔の視聴者参加型バラエティー番組と、エノキの上を飛行する動画を見つけました 3歳の彩菜ちゃんが可愛いね!の中に入れても痛くないな 小学生も高学年になると、入らなくなるけどね 清水 圭はいいねぇ~ これは目撃しても、蝉だと思うはなぁ~ 天敵 玉虫の天敵は昆虫類、爬虫類、鳥類になります、しかしタマムシの最大の天敵は、人間ではないでしょうか。 玉虫と言えば飛鳥時代に造られた仏具である玉虫厨子です、煌びやかなタマムシの翅は装飾具として、遥か古来から用いられてきたのです こうして約1200年以上前から昆虫類、爬虫類、鳥類、人間に狙われ続けているタマムシです。 採集 先の「探偵ナイトスクープ」の動画によると、天気の良い日中、エノキの木を見張って飛んでいる玉虫を、長いネットでキャッチ チェロキーもお昼を食べてから、行ってみました昆虫ネットを車に積んで 欅の大木の下に、でも居るのは蝉ばかり!居たとしても届かない 静岡の藤枝にある「タマムシの里」、玉虫研究所によると、玉虫はたくさん居るようです では何故、滅多に見かけないの? それは誰も外に出たがらない、暑い夏の日中に10~15mの大木の上を飛翔する玉虫を見つけることが出来ないということ 人に捕獲される玉虫は、交尾が終わり地上に産卵の為に、降りてきた雌がほとんどのようです “幸運の招く昆虫”、“タンスに入れておくと着物が増える”と言われた玉虫、死後でも色褪せることなく、輝き続ける玉虫は不思議な昆虫です ・玉虫を一見見しより こうろぎの 鳴き明かしたる 秋の夜すがら ・恋しやと 想いあがせば ほたる火に 光を添えよ 夜半の玉虫 ・玉虫を 恋し恋しと 想うまに 身はうつせみと なるぞ悲しき ・きりぎりす 鳴けどもなおも つれなくて 消えもやせまし 露の玉虫 御伽草子の中より、玉虫姫に想いを寄せる虫たちの恋歌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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