カテゴリ:サンデークッキング
世の中、すっかりクリスマス・イブ わが家もこれからチェロキーが、KFCに予約してある「パーティーバーレル」を取りに行き、不二家のケーキと但馬やのターキーでご多分にもれずクリスマスですが、何故かランチにお雑煮が食べたくなった 奥さんと母に「お雑煮作って!」と言ったら「もうすぐお正月で作るからヤダ!」 学生時代は喫茶店で、ナポリタンやピラフを作ったり 単身赴任時代は、自炊をしていました なので料理は基本的に大好き!サンデークッキングパパになりました 今では、ラーメン、餃子はもとよりけんちん汁とカレーは私の担当、煮込みもよく作ります 美味しいものを食べたかったら、自分で作れがポリシーです 元々、調理人は男の世界です、コックさんだったり板さんだったり レシピを聞いたら、余裕のヨッちゃん 材料も、わざわざスーパーへ行かなくてもよさそう 材料 角餅4個、鶏もも肉1枚、しいたけ4枚、里芋4個、大根1/3、にんじん1本、ほうれん草1束 ※だし汁カップ6、薄口しょうゆ大さじ2 と1/2弱 作り方 1. 鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、熱湯に入れてさっとゆでて水にとり、水気をきる。 2. 里芋、大根、にんじんは、皮をむいて食べやすい大きさに切り、下ゆでする。 3. ほうれん草はさっとゆでて水気を絞り5cm長さに切る。 4. 鍋にだし汁を入れ火にかけ、煮立ったら1、2、3を加えて煮る。具材に火が通ったら薄口しょうゆを加えて味を調える。 5. 器に焼いた角餅とほうれん草を盛り、具材を彩りよく盛り付け、汁を注ぎ入れる。 ※チェロキー流はお餅をこんがりと焼いて、プクッと膨れてから鍋に入れて、最後にほうれん草のお浸しを加えて、少し柔らかくなったお餅を具材を絡めて オリーブオイルを少し垂らして、エゴマもいいかも 裏技におでんの素を使うことも出来るそうです、そういえばおでんの巾着餅は相性抜群 おでんと一緒で各地で特色があります あれっ!北海道がない!! 北海道では、丸餅と角餅が混在しているそうです、アイヌ文化にはお正月にお雑煮を食する習慣がなく、これは明治以降に移り住んだ人々によって、全国各地のお雑煮が持ち込まれた為 どさん子雑煮 イメージからいったらこんな感じ、お金持ちは毛ガニやタラバガニも 青森県・八戸市のお雑煮 くじら雑煮 八戸は日本を代表する捕鯨基地があったことから、脂の乗った皮くじら(くじらの皮)を使うのが特徴、大根、人参、ゴボウを入れたすまし汁に焼いた角餅・・・・・・今でも食べてるの??? チェロキーが子供の頃は、普通にクジラのステーキを食べてました、ソースをかけて 学生時代は、中華料理店で「肉野菜炒め定食」or「鯨肉野菜炒め定食」でピリ辛のクジラの方が好きでした 鯨のベーコンは彩りが苦手だったけど、鯨刺はよく食べたなぁ~ 岩手県・宮古市のお雑煮 くるみ雑煮 三陸沖で捕れるアワビやイクラなどの海の幸をたっぷりのせた贅沢したお雑煮、醤油仕立てのすまし汁に大根、人参、ゴボウを入れて、焼いた角餅に甘いくるみダレをつけて戴く まぁ~!お正月くらい贅沢しなくっちゃ 秋田県・男鹿市 男鹿雑煮 ハタハタ漁で有名な土地ですが、ダシにはフグや焼きアジを使う、具材はゴボウや長ネギ、すまし汁に焼いた角餅を入れてワカメなどの海草をトッピングする、醤油の代わりにしょっつる(ハタハタの塩辛から取った調味料)を使う地域もある イメージからしたら、比内地鶏でダシを取ってハタハタ丸ごと 宮城県・仙台市のお雑煮 はぜ雑煮 仙台に赴任していた頃、よく松島湾にボートを浮かべてハゼを釣りました、ハゼより牡蠣殻のほうがよく釣れたけど ハゼの白焼きを干したものでダシを取り、千切り大根と人参、ゴボウに筋子とセリをトッピングするそうです 福島県・会津若松市 こづゆ雑煮 「こづゆ」とは貝柱でダシを取った郷土料理、これで仕立てて賽の目に切った凍豆腐や野菜、しいたけなどをたっぷり煮込み、焼いた角餅を入れる 喜多方ラーメンにお餅を入れたりしないのかな 埼玉県・上尾市 関東雑煮 コレコレ!チェロキーのお父さんは世田谷、お母さんは大森生まれ、親戚も横浜、横須賀、葉山、藤沢の神奈川圏なのでお雑煮といったらコレ カツオと昆布のダシに鶏肉を加えたコクのある汁に大根、人参、しいたけにナルト、銀杏、三っ葉で飾りますが、チェロキー家では里芋は輪切りにして、大根、人参、しいたけは拍子木切りで三っ葉は飾らないし、銀杏は茶碗蒸しか串に刺しておでん、フライパンで煎っておつまみです 千葉県・安房郡 はばのり雑煮 はばのりは「幅を効かせる」に掛ける房総の冬の特産物、炙って緑色になったものを手で揉んで、温かいご飯やお味噌汁に、大根や里芋に焼いた角餅というシンプルなお雑煮に、花かつおと共にトッピング 新潟県・新潟市 餅雑煮 新潟のお雑煮は煮餅が主流!大根、人参、ゴボウ、しいたけ、長ネギ、こんにゃく、油あげ、蒲鉾、塩鮭などでお餅が見えないほどの具だくさんで、ダシ汁は煮干しとかつおぶし 福島県・福島市 かぶら雑煮 かつおや昆布でダシを取った味噌仕立てで、煮た丸餅とカブ、カブの葉......カブをお味噌汁? 更に黒砂糖をのせる地域もあるとか?? カブは「株を上げる」の縁起かつぎ、お味噌は白味噌、赤味噌どちらも使われる ここに来て味噌仕立ての丸餅かぁ~ 長野県・松本市 信州雑煮 醤油のダシ汁に、鶏肉、人参、白菜、長ネギ、エノキ茸、しいたけ......など具が盛りだくさんでお餅は角餅、くるみのペーストをのせる地域や海なし県にかかわらず、富山湾から届いた塩ブリを入れる地域も 愛知県・名古屋市 名古屋雑煮 かつおダシの汁で角餅を柔らかく煮て、餅菜(小松菜に似た青菜)と花カツオをのせた日本一シンプルなお雑煮といわれ、家庭によって醤油と味噌仕立てに分かれる、黒砂糖をのせることも? 大阪府・大阪市 なにわ雑煮 元旦は白味噌仕立てで、丸餅を焼かずに小芋、焼き豆腐、人参、大根で煮込み、食べる際にかつお節を掛けて戴きますが、2日目は、固くなったお餅を焼き、下茹でした具材をかつおと昆布のすまし汁で戴くそうです 白味噌仕立てのお雑煮は京都も一緒です 奈良県・大和地方 きな粉雑煮 かつおダシで大根、人参、里芋、豆腐などを煮て、焼いた丸餅を加える、お餅はお椀の蓋に入れた砂糖きな粉をつけて戴くのが特徴!汁は醤油と味噌の2通りがあり、3が日は当主が作る習慣があります(たしか大阪も?) 和歌山県・和歌山市 真菜雑煮 和歌山のお雑煮は白味噌仕立ての関西風、「真菜」という野菜が入っているのが特徴です! 真菜とは・・・アブラナ科の葉物野菜で和歌山市を中心に、お雑煮の具として使われます 紀州五十五万石のお膝元であることから、「名(菜)を上げる」という願いが込められていて、その他、あずき入りのお餅を混ぜて、そのお餅に当たると「福が来る!」と喜ぶ風習があります 兵庫県・神戸市 焼きあなご雑煮 かつおと昆布のダシに大根、里芋、蒲鉾、三っ葉などと笑った焼きあなごの他、鶏肉、焼き豆腐を入れることもあり、丸餅を煮て使い白味噌とすまし汁がある 岡山県・総社市 桃太郎雑煮 スルメイカや鰤の出汁の醤油味のすまし汁仕立てで、丸餅を茹でてほうれん草、人参、蒲鉾、伊達巻に鰤の切り身や牡蠣が入ります 広島県・三原市 牡蠣雑煮 すまし汁に輪切りにした野菜、牡蠣と塩ブリを入れた贅沢なお雑煮!牡蠣は「かき取る!」に掛ける 丸餅に柔らかく煮て、瀬戸内沿岸は魚介類が豊富な為、具材の種類はいろいろ混在している、ジャコとかタコとか? 香川県・讃岐市 あん餅雑煮 えっ!お雑煮にあんこ餅 あっさり味の白味噌仕立てに、絶妙に絡んで溶け合う香川の郷土料理 あんこ餅、里芋、大根、人参、ほうれん草、竹輪など、「あん」と「だいこん」と「にんじん」の最後に「ん」のつく具材は「運が付く!」、縁起のよい食べ物とされています 島根県・出雲市 小豆汁 ますますエスカレート もはや甘味処 柔らかく煮た小豆汁の中に、丸餅を入れた珍しいお雑煮?? 見た目はぜんざいのようですけど、昔は塩味で丸餅の上に砂糖ののせて食べたそうですが、現在はおしるこ風に甘く仕上げられたそうです 長崎県・長崎市 具雑煮 かつおと昆布のすまし汁に、具材をたくさん入れて華やかに見せるのが長崎風、長崎チャンポンのルーツはここから 豚肉団子、鰤、海老、大根、人参、里芋、凍り豆腐、蒲鉾、青菜など、干しナマコやクワイなども入れることもあり、焼きアゴ(飛魚)ダシを使うこともある 宮崎県・山間部 山の神雑煮 初のジビエ雑煮、どんこのもどし汁にいりこの出汁の醤油のすまし汁、醤油は九州の甘い醤油、焼いた丸餅(煮餅の場合も)に猪肉、水菜、豆もやし、蒲鉾、椎茸など 一見すると豚汁 猪突猛進を引っ掛けたのかなぁ~ 鹿児島県・鹿児島市 さつま雑煮 鹿児島のお雑煮は、贅沢にえびダシが使われる 鶏肉に里芋、干しえび、しいたけ、豆もやし、紅白蒲鉾、春菊が使われ、えびは腰が曲がるまで長生きでいられるように、里芋は子孫繁栄、豆もやしはまめまめしく元気に働けるようにという願いが込められています 沖縄県・那覇市 ゴーヤ雑煮 沖縄では、お餅を食べる食文化はないようですが、島人(シマンチュー)も本土へ働きに出たり、大和人(ヤマトンチュー)も沖縄へお正月に旅行へ行ったりしているので、食する島民もいるようです イメージは豚肉中心の食文化なので、ゴーヤにミミガーやラフテーかな 今では見かけなくなった2千円札も、沖縄では普通に使われているそうですね ※すいません、どさん子雑煮、なにわ雑煮、桃太郎雑煮、山の神雑煮、ゴーヤ雑煮は勝手に命名させていただきました<(_ _)> 転勤族だったチェロキーも、赴任先のお雑煮を食べたことがありません、何故なら、お正月は帰省しているから 今更ながら、食べとけば良かったなぁ~と なかなかこんなチャンスはありません、田舎がある方は実家のお雑煮が懐かしいだろうなぁ~ 学生時代に甲府出身の友人に「山梨ってどんなお雑煮?」と聞いたことがあります 彼曰わく、「味噌仕立てで丸餅、食べるときに青ノリを掛ける」....... 甲府は中央高速の八王子ICから相模湖、河口湖とだんだん富士山が雄大になってゆく、2時間余りのお気に入りのドライブコース ずっと信じてました、山梨のお雑煮は味噌仕立てで丸餅なんだと....... でも、このブログを書いていて知りました、甲府のお雑煮 結局、何処に住んでいても、オトンとオカンが関西出身だったら食文化は関西、味噌仕立ての丸餅のお雑煮なんだなぁ~と思いました、彼のお父様とお母様が関西出身かは、今となっては謎ですが 山梨県・甲府市 山の幸雑煮 かつおと昆布、どんこのすまし汁仕立て、大根、人参、ゴボウ、里芋、キノコ類(エノキ、シメジ、マイタケ)、油揚げにこんがり焼いた角餅で最後にかつおを散らします 訃報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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