カテゴリ:ボランティア活動
最近、悲しいことに盲導犬を連れた視覚障害者の方の事故が目立ちますね 昨日、JR蕨駅で起きた、ホームからの転落事故 昨年の8月に起きた、銀座線の青山一丁目駅での同じく転落事故 どちらも転落時にユーザーの方がハーネスを放した為、盲導犬はホームに留まり無事でしたが....... 「仕事をしてよ、それを防がなきゃただの飼い犬だよ!」 とのコメントが寄せられていました 盲導犬を責めないでください、本来、人がやらなければならない役目を負っているのですから 確かに盲導犬を連れた視覚障害者には、近寄りがたい、下手なサポートは逆効果かも 犬に声をかけたり、口笛を吹いたり、食べ物を与えたり、頭を撫でて誉めてもいけません 何か困っているようにお見受けしたら、犬でなく視覚障害者のユーザーの方に「何かお手伝いをしましょうか?」と声をかけましょう 2年前の10月3日には、徳島県でバックしてきたトラックにはねられて、ヴァルデス号も巻き添えとなって死んでしまった トラックはバックの警報スイッチを切ったままだったという 視覚障害者の男性は、交通安全啓発キャンペーンなどの活動を行っていて「最近は走る音が小さい車が多くて気づきにくい!」と警鐘を鳴らしたばかりでした ヴァルデス号は10歳の雄で、11日に引退する予定だったという さらに、車内が汚れるとタクシーに乗車拒否されたり、心無い人にいたずらされたり ※もし、盲導犬を見かけたら優しく見守りましょう 盲導犬の活動は、沢山のボランティアの方によって支えられています どれもチェロキーにはとてもムリですが....... パピーウォーカー 盲導犬候補の子犬を、生後2ヶ月から1歳になるまでの約10ヶ月間、家族の一員として迎えていただくボランティア、子犬好きにはたまりませんが、当然お別れも待ってます パピーウォーカーの基本条件 訓練所近郊にお住まいで、移動手段として車所有 月1回の訓練所で開催されるレクチャーに参加 室内飼育ができること 留守にする時間が少ないこと 犬の躾に、家族全員が参加していただくこと 現在、犬を飼っていないこと 委託終了後は、犬との面会は一切できません! 又、もし偶然に道で出会ったとしても、声をかけることも許されません! 引退犬飼育ボランティア 引退した盲導犬を家族の一員として、迎えていただくボランティアです 引退後は新しい家庭で、普通の家庭犬のようにのんびりと余生を過ごします 引退犬飼育ボランティアのおかげで、今まで長年助けられて一緒に過ごしたユーザーの方も、安心して新しい盲導犬と歩くことができるのです 引退犬飼育ボランティアの基本条件 室内飼育できること(常に室内飼育されていたため、室外ではストレス) 留守にする時間が少ない家庭(常に人の側にいることを訓練されてきたため) ※半日以上、留守にする家庭や単身者も不可 キャリアチェンジ犬飼育ボランティア 残念ながら、厳しい訓練を行った結果、性格が向かなかった(活発、怯える、吠える、健康)などの理由で盲導犬でない進路をとることになった犬を、普通の家庭犬として迎えていただくボランティア キャリアチェンジ犬飼育ボランティアの基本条件 引退犬飼育ボランティアに準じますが、長い付き合いになるため、充分なケアのできる方 (健康管理、食事、運動、ワクチンetc.) 繁殖犬飼育ボランティア 盲導犬としての資質を持ったお父さん犬、お母さん犬の家庭の一員として迎えるボランティア 基本的に繁殖は協会が行うので、犬の出産や子育ての経験がなくても可、引退後は、そのまま引退犬飼育ボランティアになることも可能です 繁殖犬飼育ボランティアの基本条件 訓練センター近郊にお住まいで、移動手段として車所有 室内飼育できること 留守にしがちでないご家庭 多頭飼育をしていないこと その他のボランティア ケンネルボランティア 犬舎の掃除・洗濯・犬の手入れ・排泄・給餌や盲導犬ユーザーの方が、盲導犬をシャンプーするときの補助など イベントボランティア 訓練センターで行う見学会、啓発キャンペーンなどの会場整備や片付け、受付、パンフレット配り、誘導や募金活動のお手伝いなど 縫製ボランティア 盲導犬が着る服を自宅で作ってもらうボランティアで、型紙は協会指定の物を使用して、布やその他の必要パーツは協会が送りますが、ミシンは自分の物を使います オリバーは訓練終了後、60歳と70歳の共に目のご不自由な菊池さんご夫婦と生活を始めました 10年もの間、ご夫婦の“目”となり、歩く時も、電車の中でも、レストランでも、菊池さんたちのことを気遣い、そっと静かに寄り添いました 奥様は高齢のため、足も不自由になっていて、旦那様がオリバーのハーネスを持ち、奥様は旦那様の手を握って後ろを歩く「タンデム走行」 奥様には、最後に一度だけ、オリバーと歩きたい・・・・・という夢がありました オリバーとの「単独走行」を夢みて、毎日リハビリも頑張ったのですが、それは結局最後まで叶うことはありませんでした....... そして、お別れの日、奥様はオリバーを抱きしめながら「さよなら」を告げるのですが、奇跡がおこりました 彼女はオリバーのハーネスをつかむと、彼に引かれて歩きだしたのです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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