カテゴリ:きもの
どの反物を仕立てに出したら良いのか目下お悩み中。 うーん。ホントはサマーウールと麻をお願いしようと思っていたのですが 欲と道連れでなやんでしまう(苦笑) いくら安くたって、出せる枚数には限度があるしなぁ。 と 反物を収納(何反あるんだ?)している衣装ケースを引っ張り出して候補の反物を広げてみました そして、少し若向き過ぎるからなぁ・・・・ と仕立てを躊躇していた銘仙。↓ 実物はもう少し大人しい感じです。 この際だから仕立てに出してしまおうかと思い立ちました。 ただ、この反物非常に古そうだし、新聞紙が芯になっているし・・・ と思って、長さとシミなどを確認する事にしました。 ぐるぐるぐる・・・・・と全部広げ、長さを計りました。 11.8mありました。着丈が少し短くなるかな?でも、長着が仕立てられそう。 巾は?36cmありました。普段着ならなんとか大丈夫でしょう。 しかしなぁ・・・うーん。若向きすぐる・・・。 と悩みつつ芯になっていた新聞を広げてみました。 古そうだなぁ・・。 あ!映画の広告が載っている。 主演 タイロンパワー 総天然色 ・・・・・・・。タイロンパワー????? これ、何時の新聞よ?と日付を見ました。 昭和27年1月31日って事はえーと・・・。西暦だと1952年。 56年前!!! と言う事は、この反物は少なくとも56年前のものです。 保管してあった様子と生地の感じ(新聞が芯だし)からすると更に古いものかもしれません。 戦後は粗悪なゴワゴワな銘仙が多かったと聞きますが、生地は薄手ですが悪くはありません。 しなやかですし、色も毒々しくないし。 ちょっと吃驚してしまいました。流石にそんなに古い物とは思わなかったです。 新聞は上毛新聞。生糸の産地ですね。 きっと銘仙も織られていたのでしょう。 母に見せると、嫁入りの時に親が持たせたんじゃない?と言っていました。 古い古い銘仙ですが、シミ一つありませんでした。 新聞は捨てるのが忍びないのでそのまま保管する事にします。 反物は別の芯に巻きなおしました。 着物にしてあげたほうが良いのか、このまま又眠らせるか。 余計に悩んでしまいました。 ※タイロンパワー 1914-1958 アメリカの超二枚目俳優。初代怪傑ゾロの人ですね。 Wikiなどでご尊顔を見られます。 私が大好きだったスタンドバーのマダム(故人)が大ファンでした。 ちなみに映画タイトルは「血と砂」でしたよ 日本映画の広告もあったのですが、横溝正史の女王蜂。主演が船越英二 もう一つは若人の誓い。主演は鶴田浩二でした。 いやーん。皆故人じゃないのよねぇ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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