カテゴリ:経済記事ピックアップ
10月の百貨店売上高は前年同期比0.6%増と2年8ヵ月ぶりに増加を見ました。
良心計画の3~11月期の営業益は前年同期比18%減となりました。 10月以降は円高還元セールの実施で既存店売上高は持ち直しているそうですが、セールが利益の圧迫要因となる可能性を会社側は指摘しています。 04年だったと思いますが、百貨店売上高の回復期に良心計画の業績が落ち込んだことを私は確認したことがあります。 今回の百貨店売上高の回復は、冬物衣料の好調が寄与しているそうですが、銀座三越の新規開店や池袋西武の改装終了などのリニューアルによる客の増加の影響もありそうです。 最近私が立ち寄った百貨店は、手袋・帽子・マフラーなど冬物小物の売り場の人だかりはすごいもののオーバー売り場は閑散としていました。客単価は回復していないようです。 今年の良品計画の冬物衣料のラインアップは高機能下着・セーター・オーバーが中心で小物は今ひとつです。ユニクロをはじめとする競合他社と食い合いになってしまったようです。 来年は大阪の百貨店改装が予定されており、百貨店の売り上げの回復がもう少し続く可能性があるのかもしれません。 良品計画とファーストリテイリングの業績にはかつて相関関係があることが観測されています。今回もそうなるのかに注目していきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.26 11:27:44
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