カテゴリ:世界経済
日本人拉致・食料不足・監視国家・核弾頭保有を目指す軍事第一主義とマイナスイメージに事欠かない北朝鮮ですが、今年のサッカーワールドカップには出場を果たし、現在開催されているアジア大会には選手団を送り出しています。
そこで外務省のデータから北朝鮮と韓国を比べて見てみました。 韓国 面積 10万33キロ平方メートル(朝鮮半島の45%) 人口 4、887万人 名目GDP 9、291億ドル 一人当たりGNI 17、175ドル 経済成長率 0.2% 北朝鮮 面積 12万3キロ平方メートル(朝鮮半島の55%) 人口 2、405万人 名目GNI 248億ドル 一人当たりGNI 1、065ドル 経済成長率 3.7% データの年度は2008年、北朝鮮の経済データは韓国銀行の推定値です。 電機・自動車などの工業製品の輸出産業が盛んな韓国がリーマンショックの影響を受けて低い経済成長にとどまっているのに対して、北朝鮮は3.7%と高い経済成長を維持したようです。 北朝鮮の貿易データの推計値は 輸入 35.7億ドル 輸出 20.6億ドルで輸入超過。 主な貿易相手国は中国・韓国で、2国で8割となります。 日本は経済制裁中で輸出相手国ではありません。北朝鮮から入ってきたとされる品目は漁業産物と加工品が中心だったとされています。 経済成長さかんな中国への水産物輸出や産業の下請け、中国人相手の観光業が伸びた可能性が高いようです。 雑誌で取りざたされる精巧な偽札と覚せい剤の輸出のアンダーグラウンドの経済活動だけで3%以上の経済成長が達成できるとは私には考えられません。 日本では北朝鮮の政治外交情勢ばかり取りざたされて、経済データは本当に限られています。 意外な側面があるのには正直驚かされました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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