カテゴリ:家計管理・資産運用
映画「武士の家計簿」は地味な内容にかかわらず前評判も高く興行成績もまずまずだそうです。
映画の見所は嫡男の着袴の儀式のご馳走を絵鯛で済ませるくだりだそうですが、なぜか私は子供の頃に「絵鯛の倹約」として聞いたことがあります。そこで本屋で原作歴史書を立ち読みしてみたところ、絵鯛でお祝いしてもらった嫡男成之氏が海軍主計大鑑になった人であることを知りました。氏の出身からこの役職に就いたことは当時では破格の昇進とされたそうです。 子供の私に猪山家の生活ぶりを教えてくれたのは父方の祖母です。祖母が主婦としてばりばりの現役だったのは昭和10年代であり、専門家が現在との共通点を指摘する時代でした。 祖母は猪山家の女性の聞き書きを主婦雑誌などで読んで私に話してくれたようです。 着物の色や数を2~3種に限定して購入・管理し、食材は徹底的に使いまわし、九九から中学受験レベルの算数は主に女性が子供に教えるというものでした。 同じような時代に同じ一族が注目されるのは興味深い話です。 ちなみに私は九九と百人一首は祖母から訓練を受けましたが、つるかめ算や旅人算は彼女の能力に余ったらしく私は学習塾で習得しました。 家庭のしつけや学習力の低下のお話が専門家から良く出ますが、ず~っとアウトソーシングの動きが続いていると言ったほうが正しいように私は考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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