カテゴリ:経済記事ピックアップ
リビアのカダフィ政権の危機を、市場はポジティブに捉えている可能性があるようです。
ウィキペディアのカダフィ大佐の項目を閲覧すると、日本人の私から見れば破天荒と取られる統治の歴史と言動の数々に驚かされます。 大手マスコミが全く触れていない統治の暗部としては、リビアがかつてPLOのスポンサー疑惑があったことが挙げられます。PanAm機襲撃事件がその疑惑の中核だった模様です。 中東情勢に疎い私ですが、テロ支援疑惑のある政権が支持基盤を失うことは決して悪くないように見えます。 イスラム革命の飛び火が最も恐れられているサウジアラビアは医療費負担ゼロのいわゆる高福祉国家に分類される国です。 高福祉国家と見なされるようになると、ストライキや抗議行動による政権交代が起こる可能性はかなり低くなるように私には見えます。 1990年代にスウェーデンと日本はそれぞれ反社会的な事件の発生を見ましたが、国民全体に飛び火して政権交代を見るまでに至りませんでした。 反社会的な事件とはスウェーデンのデスメタル演奏家による教会連続放火と日本のオウム真理教による地下鉄サリン事件を指します。 事件の犯人はそれぞれの国の最高刑を言い渡されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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