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私の実家は3世代家族で父方の祖母が同居しておりました。
祖母は第5福竜丸の被爆事故からマグロは食べないし、広島・長崎で水揚げ・加工された魚も絶対食べませんでした。 当時父は日本全国を出張で回っており、地元産の魚を貰うことが多かったのです。 私の小学校入学当日の夕食の準備中に、ものすごい祖母と母のケンカが起こりました。 母が怒って台所の磨りガラスの引き戸に何かを投げつけていました。 夜9時を回ってやっとありついた夕食のメニューはカキのフライでした。 父の出張土産の広島の養殖カキを母がフライにしたのが問題だったようです。 結局祖母は自分でありあわせの物で夕食を済ませたようです。 1960年代を中心に核保有国が核実験を行いましたが、その際収集されたデータは主に武器としての性能についてのもので、生態系への影響のデータの収集は限られたものとなっているようです。 この度の汚染水の海への放出で日本は海洋での放射性物質の拡散と海の生態系への影響を継続的に調査しなければならなくなりました。 私は今後政府と海洋・生物・医学分野の学者が真面目にこれらの影響の状況把握と分析に取り組んで情報を開示することを望みます。 そうでなければ祖母のような内外の神経質な人が日本産食品のボイコットを続けることでしょう。 結局祖母は約30年近くボイコットを続けて83歳で呼吸不全で亡くなりました。 平均寿命並みに生きたので、ボイコットの成果は寿命には反映されなかったと私は考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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