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3月11日以降、続く余震でアッキーが不安定になっていたのと、原発の不安があったため、実家に避難していました。
15日のお昼に自宅を出発し、実家にたどり着いたのが19時30分くらい。 いつもより2時間ほど余計にかかりましたし……本当に疲れました。 そのお話しはまた後日。 さて…… 今回の震災は、日中に起ったこともあり、津波の被害が、その発生時からとてもリアルに記録されています。 その中に、高台から撮影したもので、津波が迫る中、ビルから走り出てきたおばさんが車に乗り込んで逃げようとするんだけど……っていう映像がありました。 おばさんが車に乗り込んだとき、車と押し寄せる津波の距離はおよそ1ブロック。 おばさんは逃げ切れない…… そう思った撮影者は、カメラのレンズをほかの方向に向けました。 人が亡くなる瞬間を撮らないようにしたんだな…と、その映像を見て私は思いました。 ニュースを見るにつけ、新聞を読むにつけ、日々、暗い気持ちになり、何もできない自分が申し訳なくなり、かんりへこんでいました。 実家に帰って10日ほどは、友人と会う気持ちも起きず、アッキーを連れて、公園と図書館に通うだけの毎日。 「お母さん!」と自宅あとで叫ぶ子供、目の前で奥さんと子供が流されたという男性、1歳8か月になる孫の写真を握りしめて「まだ自分の名前も言えないから」と避難所をたずねて歩く老夫婦……それが頭の中で繰り返し流れ、ふとした拍子に涙が流れたりしていました。 いけない状態だな…とは思っていましたが、どうしようもないほど「死」に、とらわれていました。 ところが…… ある日のニュースで、あの「車ごと流されたであろう、おばさん」が実は無事だったとインタビューされていたのです。 おばさんは、やはりあの後、車ごと波にのまれてしまったそうなのですが、その時に車のガラスが割れ、そこから何とか車外に出たとのことでした。 しかし、波の勢いで、何度も水中に沈み、もうダメだとあきらめそうになりながらも、そのつど心を奮い立たせ、ついにはビルの非常階段につかまることができたのです。 そして彼女は救助されたそう。 このおばさんのインタビューを見て、私の気持ちは一変しました。 人間って、はかない……と、真っ暗闇になっていた心に光がさしました。 人間って意外と強いかもしれない…と。 私なんて被災もしていないし、西日本に避難しちゃってるのに、何を弱気になってるんだ! 自分でも何かできることを見つけなきゃ! へこんでる場合じゃないだろ! ……現金なようですが、それ以降、友人とも会ったし、アッキーとの遊びもアクティブになりました。 あと、パパりんが亡くなった後に思いつき、始めようと思っていたプロジェクトが立ち消えになっていましたが、それも復活させようと誓いました。 これは人のお役に立てればいいなと思ってのプロジェクトなので、形になったらここでも発表させてもらいます。 その日に向けて、頑張らなきゃ! へこんでいらんないぞ! ってのが今の心境です。 先週、とりあえず避難生活を終え、自宅に戻りました。 アッキーは……保育園で一つ上の学年に進級しましたが…… 避難している間の進級になってしまったので、保育園に行ってみたら、新しい先生、新しい教室、新しいお友達が7人増加!しかも、泣いてる子が多い!…っていう環境の変化にビビってしまい…… 毎朝、涙涙のお別れです。 さらに「イヤイヤ期」に突入してしまったのもあり……あの、いつもニコニコ、みんなにハグハグしていたアッキーはどこ!?……って感じ。 早くまた保育園を楽しめるようになってほしいなと思うのですが…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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