★「母べえ」鑑賞
封切りから大分遅れ、永六輔氏も絶賛の山田洋次監督・吉永小百合主演の「母べい」を鑑賞。自由など無い昭和15年、治安維持法違反の思想犯として投獄された一流大学卒の文学者を父(父べえ)に持つ家族「野上家」から見た戦争を。そして残された家族が母(母べえ)を中心に、山ちゃんこと山崎徹(浅野忠信)はじめ色々の人々に支えられながら耐える現実が描かれている。先日の山桜同様、涙無くしては観られない一作。63歳の吉永小百合さん、小学生の娘の初べえこと初子(志田未来)と次女の照べえこと照美(佐藤未来)の母(佳代)を演じているが、若々しく魅力的な姿に違和感は無い。やはり大女優、そして将来の大女優、姉妹の芸名は共に「未来」昨年10月14日、「鉄道博物館」オープニング・セレモニーの来賓で近くに吉永小百合さんがいたのに、来たことも知らず2時間も並んでいて一目も見られなかったことを思い出してしまった。