★40年前にY君と訪れた「龍河洞」へ再び in高知。
「四国自動車博物館」の次は、40年前に友人と一緒に訪れた「龍河洞」(りゅうがどう)。40年前の記憶を辿りながら、案内板に従い目的地を目指す。前回は二人だったが、今回は互い夫婦連れの4人。尚、女性陣は初めて。ここは日本三大鍾乳洞の一つに数えられ、数十点の弥生式土器、炉跡、木炭および獣骨などが発見されていて、弥生時代に洞内で居住した痕跡が残るとして1934年(s9)に国の天然記念物および国の史跡に指定されている。2007年(平成19年)には日本の地質百選に選定されている。鍾乳洞の総延長約4kmで、そのうち約1kmが通常ルートになっている。駐車場に着くと、昔の記憶が蘇り、あの頃にタイムスリップ。1,100円を支払い中に入ると、涼しい・・寒いくらいで先ほどまでの暑さを忘れてしまう。それでも、中で上ったり下ったりしていると体も適度に温まり、気持ちがいい。途中に扇風機が設置されていたのには驚かされた。洞内は入り組み、下は濡れて滑りやすく、人一人やっと通れそうな場所を通ったりしながら奥へ進んだ。途中、様々な表情を見せる鍾乳洞の姿を楽しみながら、弥生時代を想像し、古への想いを馳せた。中には、「鮭の石」と名付けられたものや、シルエットが坂本龍馬のように見えると言われる所もあった。平成22年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に因んで作られたスポットだろうが、そうは見えなかった・・・そして、あの40年前に最も印象的だった「神の壺」の前に到着。ここで係の方にお願いしてカメラのシャッターを押して貰った。この神の壺を見て、彼が発した「間抜けな原始人」というフレーズを、私は今でも覚えているが、彼は覚えていない・・・。また、この「神の壺」とは別に、人工的に置かれた「壺」を置き、鍾乳石と一体化する実験が行われていて、昭和12年から77年を経過したと記してあった。ここで、柵の外、下の方に人影を発見。オレンジ色のツナギに身を包んだ数人の女性が現れた。鍾乳洞内を更に深く探検する「冒険コース」だという。残念なのは、かつて栄えたホテル・旅館らしき建物や商店街もシャッター街になっていること。これだけの目玉になる自然があっても、活性化は難しいのだろう。【今日のLife Hack:ほんとうに人望のある人というのは、けっこう人に嫌われています。 好かれることも嫌われることもあるけれど、 嫌いな人よりも、好きな人のほうがたくさんいる。または、好きな人からは、絶対的に好かれている。そういう人のことを、人望のある人というのです。 ~ 秋元康 ~】<今回のチケット> <右側が40年前のチケット><龍河洞入口前の階段><内部の様子><雲の掛橋><天降石・絞り幕><鮭の石><冒険コース><坂本龍馬のシルエットが・・・?><洞内は16度><妻のお気に入り「ギリシャのドレープ」のようだと・・><神の壺><実験で置かれて77年経過した壺><土佐九斤>