大自然に抱かれて。
豊似湖に向かう途中の川で鮭の遡上を見ることが出来ました。もう大興奮です!鹿ちゃん、キタキツネちゃんも顔を見せてくれました。熊さんは、遠慮してくれたようです(笑)日高山脈の南端近く、山々に囲まれた中にひっそりと佇む周囲1kmの小さな湖が豊似湖。広大な日高山脈の中で唯一の自然湖。上空から見るとハート型をしているんですって宇宙空間にすっぽりハマッタかの錯覚のような感じ4歳のダイちゃん標高810.5m!登りきました。良く頑張りました下山後のソフトクリーム美味しかったね♪アポイ岳は北海道の日高地方と十勝地方の分水嶺をなす日高山脈の最南端の西海岸に位置する山です。山名の由来は、アイヌ語で、アペ・オ・イ(火のたくさんあるところ)アイヌの人たちに古くから、神々の聖地としてあがめられてきた山です。英知の神々がすむ、伝説の知恵の山。魅力的な個性を現わす、祝福の高山植物、生物は、悠久の時を超えて、美しい道の知恵を護るとの言い伝え。大いなる愛が降り注ぎ、幸せを呼び寄せる伝説も息づく神秘の山です。頂上の祠には、水天宮のご祭神でもある天御中主神が奉られていました。天御中主神は、宇宙の根源の神とも言われます。命の源である海から隆起したこの地…。興味深い記述があったのでここに転載しますね♪北米プレートとユーラシアプレート。2つの巨大プレートの境界で,日高山脈ができた.約1,300万年前のことだ。そのとき,東側の北米プレートが西側に乗り上げるように、山脈は上昇した。地球が大規模に変動するとき大地の岩石は、変動がもっとも激しいところでつくられ、そして移動する.日高山脈の岩石は、深成岩も、変成岩も、すべてが大規模な地球変動とともにできた。この変動が「日高造山運動」と呼ばれた地球変動で、山脈の岩石のすべてをつくった。アポイの山並みをつくるかんらん岩、もともとは地下深く、高温の上部マントルにあった。かんらん岩は、玄武岩質マグマの起源物質(マグマ源の岩石)である。これが、およそ数10 kmの地下深部、マグマを発生するほどに高温の上部マントルからはるばる地表まで押し上げられた。日高山脈ができたときのことだ。およそ数1,000万年前から、山脈ができるまでの時代。そのころ日高一帯は,地下増温率(温度勾配)が34℃/km以上で地熱地帯のように高温だったといわれている。日高山脈は、地殻も上部マントルも、とても活発な島弧だったのである。上部マントルでは、かんらん岩が部分融解して玄武岩質マグマが発生した。そのマグマは上昇移動して,地殻の中に大きなマグマ溜まりをつくった。ここで、はんれい岩ができた。地殻の深部でも、変成岩が大規模に融解してトーナル岩の珪長質マグマを生じた。花こう岩のマグマも活動した。日高山脈の地下深部は、高温の「マグマのふるさと」だったのである。かぎりなく堂々として、美しいアポイの山並み。大地の変動とともに、かんらん岩の山ができた。オリーブ色のかんらん石も、美しい輝石も、スピネルもどの鉱物も、もともとは地下深くそこはとても高温で上部マントル呼ばれる「玄武岩質マグマのふるさと」にあったのだ。様似、アポイの自然、アポイの鼓動が聞えるだろうか?広場のかんらん岩を見て、触れて、感じてみよう。地球は生きているよ.1999.8.12 新井田 清信様(北大・理・地球惑星物質科学)