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今が生死

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2014.06.11
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カテゴリ:健康
高齢化や健康志向の高まりを背景に簡単に儲かる健康食品事業が横行している。今朝の新聞によるとサプリメント「神薙」は高血圧や糖尿病がよくなると宣伝し、一瓶120粒5万2500円で販売し、年間1億7700万円を売り上げていたとのことだが、仕入れ値は750円で実に70倍である。

高ければ高いほど効果があると思って買う人が多く、効果がなくても文句が出ないのが健康食品事業の仕組みである。元々効果のある健康食品はない。もし効果があるなら、特定保健用食品とか薬品として売れるがそれには国に申請して有効性を科学的に認定されなければならない。健康食品というのは申請しても認定されるような代物ではないので口コミで高い値段で売るのである。もともとまったく効果がなくても値段が高いと効く様な錯覚を生ずる生理現象を利用した商売で、頭のいい人たちが思いついた商売である。

購入者は、高いお金を出して買ったのだからそのうちに効果が出てくるだろうと考えて、少しも効かないなどと訴える人はいない。だまされるほうが悪いとよく言われるが当人たちはだまされているとは思っていない。お金を持っている高齢者は旅行とか観劇とかに使う人もいるが、健康が何よりと思っている人たちが多い。その人達にしてみれば少しくらい高くても、健康に効果があるらしいと言われるとそれで満足なのである。他人からそれはインチキでお金をもぎ取られているだけですよと言われても、健康にいいと言われた方を取るのが人間の心理である。

今や健康食品産業は政治家にも莫大な金を献金する巨大企業になっている。どんどん儲かり成長、発展するのは以上に述べた人間心理を利用しているからである。それはインチキですからやめた方がいいですよと言っても消費者のほとんどはやめないと思う。やめないならそれでいいですが、効果があるというのは実証されておらず、全くの嘘かもしれないことを認識したうえで服用していただきたいと思います。





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Last updated  2014.06.11 21:27:46
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