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今が生死

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2016.09.01
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カテゴリ:仕事
朝、病院に行って病棟に上り、気になる患者さんを診察して所見や指示を書いている
と看護師が次から次にそれぞれの受け持ち患者さんのことを報告して指示を求めてくる。
一人一人がそれぞれ発熱や血糖上昇、呼吸不全、食事を食べないなど重要な症状を示し
ているのでそれぞれの患者さんにきちんとした指示を出さなければならないが皆が殆ど
同時に言ってくるのでパニックになってしまう。
そこへ「胃カメラ検査患者さんの麻酔終了しました内視鏡室に降りて下さい」と電話が
かかって来る。麻酔終了して検査を待っている人のことを思うと一刻も早く検査室に行
こうと思うが、病棟の患者さんの処置や指示が済んでいない。
やり残しを心残りにしながらも大急ぎで検査室に駆けつける。胃カメラ検査を始めて
も病棟から電話がかかって来る。内視鏡室の看護師が伝達してくれてもこちらの手が空
かないので困ってしまう。検査に集中できなくなってしまうこともある。
午後は外来診療だ。予約患者さんだけならいいが難しい新患さんも回って来る。そ
の患者さんに手間取ると予約患者さんの診察が大幅に遅れてしまう。必死で診察
しているとまた病棟から電話がかかって来る。
内視鏡検査にしろ外来診察にしろその業務だけをしていればいいと言うことはない。
それでも夕方最後の外来患者さんの診察が終わるとホッとする。それから病棟に上がって
先ほど入院させた人や外来中に報告のあった患者さんを診る。それもやっと終了して家に
帰って食事を始めるとまた病院から電話がかかてくる。食事を中断してそれなりの指示をだすが、
朝から夜中まで入院患者さんのことで追い回されている。
ある人から「そんな生活をしていて楽しいか?」と聞かれたことがある。おそらく別の職業で
私より厳しい業務をしている人も多いと思う。自分だけがこのような忙しい生活をしている訳
ではないと思うが、余裕のない生活は大変だなと思うこともある。でも自分の生活はともかく
人さまのために少しでもお役にたたせてもらっていると思えば幸せである。だからその人には
「ああこれで結構楽しいよ」と答えている。





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Last updated  2016.09.02 14:55:27
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