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カテゴリ:テレビ番組
朝7時15分からの「おしん」の再放送を毎日涙を流しながら観ている。今朝の話は貧乏なおしん一家は新天地を求めて父親がブラジルに移民することに決めたと話す。おばあちゃんは足手まといになるので日本に残して父親の弟さんの所にあずけるという。おばあちゃんはこっそり家を抜け出して川に身を投げようとする。それをおしんが必死で止めて家に連れ帰りブラジル行は中止になり今度は母親が出稼ぎに行くことになったで終わっていた。
今は亡き私の母親が昔「おしん」を観ていて嫁(私の妻)に「あんなのあたりまえのこんじゃん、自分だってああいう思いをしていた」といつも言っていたとのことだが、貧乏なその時代にはありふれた話だったのだと思う。そしてその時代のおとっちゃん(父親)はおしんの父親同様甲斐性ないくせに威張るだけで思いやりがないことが多かったようだ。私の母親のおとっちゃんも怒ったりどなったりするだけで少しもいい父親ではなかったが、おかん(母親)は神様みたい素晴らしかったといつも子供達に話してくれた。 今は子供を遊園地などに連れて行ってくれて友達みたいに遊んでくれる父親も増えており、父親像もだいぶ違ってきていると思うが当時は男尊女卑で封建主義、能力がなく、稼ぎがなくてもただ威張っている父親が多かったようだ。勿論個々の家庭で異なり、優しいおとっちゃんもいたことと思うがおしんの父親をみていると私の母親から聞いたおとっちゃん像と似ており、その時代はそのようなおとっちゃんが多かったのかなと思った。 母親は何時の時代も易しく観音様のようだが父親は時代によって変化してきたように思う。虐げられ暴力をふるわれてもじっと我慢して子供達を護ってきたのは母親だった。 戦争に負けて男女同権、民主主義の時代になった。よかったと思う。この恩恵をかみしめて男も女も自覚を深めてよい父親、よい母親になってもらいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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