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テーマ:認知症(617)
カテゴリ:健康
今朝出かける時家の庭でまだバラが咲いていたのでこんなに寒くなったのに良く咲いているなと思ってブログに載せることにした。私もこの年齢なので当直など断りなさいといつも家内に言われているが病院を辞めてしまえばしたくても出来なくなる。今月は今日が当直だが、後は来月と2月の2回しかない。バラの花と同じで最後まで残りの生命力で花を咲かせていこうと思う。 私は毎年山梨県農村医学会で診療で感じたことを纏めて発表してきた。今年度は来年1月30日に山梨県JA会館で開催されるがそこで「食事を食べなくなった患者さんに対する家族や医療者の対応」という演題で発表する予定だ。病院を辞めた後の来年度以後発表するかどうか決めていないが、もしかしたら今回の発表が最後になるかも知れない。 最近は皆さん随分長命になり私の受け持ち患者さんの大半は90才前後である。入院してくるのは自宅や施設にいて食事を食べなくなったからというケースが多い。肺炎など明らかな原因でそうなった場合には原因である病気の治療で再度食べられるようになることもあるが、多くの場合は認知症などが進行して食べなくなって寿命がきた状態と思われる場合が多い。その場合人工的に鼻から管を入れたり胃ろうを造ったりして人工的な延命処置を行うか否か家族と相談するが昔はどんなことをしても延命して欲しいという気持ちが家族に強かったが最近では人工的に延命処置をした方が本人にとっても家族にとっても辛いことが多いことから、延命処置をしないで自然のままにして下さいという家族が増えてきた。個々の症例ごとに事情はそれぞれ異なるので各症例を発表する中で聴いている人たちがそのような場面に遭遇した時の参考にしてもらえればと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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