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今が生死

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2019.12.31
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カテゴリ:健康
私が50年前国立甲府病院に勤めていた時、脳脊髄膜炎と言う重い病気の青年がいたが九死に一生を得て退院した。彼は長野県諏訪の人で退院して数年経った頃から毎年暮れに自分の所で栽培しているエノキダケを送ってくれるようになった。今日もそれが着いたのでお礼の電話をしたら「お元気ですか」と聞かれたので足元がふらついてよちよちするようになり先日大掃除の手伝いをしようとしてつまずいて転んで怪我をしてしまった。と言ったら「それは嘆いてはいけません、歳をとれば当たり前のことですよ」と言われてなるほどそうなのかなと思って二人で大笑いした。彼は74歳とのことで私より若いが年取ったために昔できたことが出来なくなったり足元がふらつくことだってある。でもそれは当たり前のことだと思って怪我しないように心掛けている。自分で自分を守らなければ誰も守ってくれませんよと諭された。年老いたことを悲観するのではなく、それは当たり前のこととして体を鍛えたり怪我しないように注意することは大切なことだと思った。入院している時は助かるかどうか分からなかった重病の青年が諏訪でエノキダケ生産農家を発展させ今は当時の受け持ち医者に説教できるまでになったのだから立派になったものだと思いうれしく思った。毎年送ってくれるエノキダケをありがたく拝んで頂こうと思う。





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Last updated  2019.12.31 18:13:10
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