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テーマ:成人の日によせて(41)
カテゴリ:生き方
本日1月13日 つまり1月の第2月曜日 は大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます成人の日です。女性では振袖など晴れ着を着て、男性もスーツなどを着て成人式に参加する一生に一度の晴れやかな日です。私もこの日を境に大人になったのだとたばこを吸い始めたのを覚えています。選挙権が18歳になったのを機会に成人も18歳にしようという動きがありますが私は成人の日は単に20歳になった(又は18歳になった)のをお祝いする日ではないと思います。晴れ着が着れる晴れ晴れしい日で酒が飲めてたばこも吸える自由が与えられた記念日だと思っている方もいると思います。確かのその通りだと思いますがそれだけではありません。大人の自覚を持つことだと思います。大人とは何か。それは何等か社会に尽くしていく生き方だと思います。20歳まで育てて頂いた両親や社会に対して感謝とご恩返しを決意する日だと思います。私はそれが主であるべきだと思いますが世間では晴れ着だとか酒、たばこや自由が強調されすぎていると思います。今の皆様の状況はさまざまです。大学生もいれば浪人生もいるかもしれません。会社に勤めて仕事を必死で学んでいる人もいます。芸能人やスポーツ選手もいると思います。苦境と必死で戦っている人もいればレールに乗っていて比較的安楽の生活をしている人もいるかもしれません。それらすべての人に成人の日はやってきます。一流大学の学生になっている人やスポーツや芸能面で活躍している人と自分を比べて卑下する人もいるかもしれん。しかしそれは全く無用です。これからが勝負です。私はその頃ある大学を中退して東京の晴海港で沖中仕として働いており、38度以上になることもある艀のなかで汗と油と砂まみれになっていました。そんな時昔の知り合いの大学生が訪ねて来てくれて艀の上から声をかけてくれました。真っ白な白いシャツを着ていたこともあってかその時の自分と艀の上にいる大学生の境遇の違いを思い彼がまぶしくてまともに見れない状況でした。
しかし私はその頃医師になってアフリカに行って病気で苦しんでいる人達のお役に立ちたいという目標を持っていたので沖中仕で生活費を稼ぎ夜勉強してやがて医師になり、まだアフリカ行は実現していませんが、国内の病気の人達にほんの少しでもお役に立てるよう微力ながら働かせてもらってきました。 20歳を迎えた皆様。今はどういう状態でもいいのです。人のために何をしたらよいか目標を立てることだと思います。その目標は実現できるかもしれないし実現できないかもしれません。実現できなかったら生活できなくなるかもしれません。私も医学部に合格したからよいですが何度受けても不合格だった場合に生活はどうなったか分かりません。沖中仕を辞めて郷里に帰って農業をしたかもしれませんが、20歳の頃何等か社会のために役立ちたいと決めたことは農業をしながらでも、あるいは他に職業を変えたとしても死ななかったと思います。20歳の皆様に贈ります。これを機に何等か社会の役にたつ目標を定めて突き進んでもらいたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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